Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

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10年にひとりのギタリスト!

2011年11月3日(木)

よく10年に一度のの逸材とかいうのを耳にしますが、ブルースギタリストの藤倉嗣久君は絶対にそう呼ばれてもよい存在であると思います。
私は日本中のブルース情報は割と耳に入ってくるのですが、彼の登場もすぐに耳に入りましたし、彼自身もお父さんに連れられてよくルースターに来ていました。
そんな藤倉君もそれから何年?
すっかり一人前になられ、どこに出しても恥ずかしくないどころか世界に通用するギタリストに成長しております。
日本中の皆さん、藤倉君はチェックです。
というわけで、ルースターのネットラジオ「荻窪ルースターポッドキャスト」その59回目は藤倉君がゲスト。
ぜひ聴いてみてくださいませ。

ずっとブルースしたかった人。

2011年11月5日(土)

私、密かに「音楽ファン高齢化対策室」というネットラジオをやっております。
これ検索していただきますと出てきます。
大人になって音楽を聴く機会が減るという現象はよくありますが、さらに高齢化していくと、よっぽど好きな人以外はライブにも行かなくなります。
これはもったいないなあ、ということで対策しなきゃいかんぜよとスタートしたのがこのネットラジオだったのです。
トークしているのは私(佐藤ヒロオ)と米米CLUBのギター、得能律郎さん、音楽プロデューサーの有我純一さん。
なかなか3人のスケジュールが合わず、最近、停滞ぎみです。
さて、でもひとつ朗報がありますよ。

得能さんの演奏が生で聴けるチャンスがあります。
ルースター本店で12月13日(火)に出演するのです。
何をするのかと申しますと、この日はブルースギタリストが大勢集ってみんなでブルースしまくる日。
出演するのは日本ブルース界ではおなじみのみなさん。
ここに得能さんをお誘いしたのです。
米米CLUBの得能さんしかご存じない方には意外かもしれませんが、得能さんはそもそもブルース好きなんです。
でも日本のブルースの世界になかなか参加するきっかけが無かったのです。
ずっとブルースしたかった、そういうお方なのでした。
というわけで以下が詳細です。
みなさまよろしくお願いします!
■荻窪ブルースフェスティバル 19時オープン 20時スタート CHARGE:2800円
松川純一郎(vo.g) 小安田憲司(vo.g) 得能律郎(vo.g) 藤倉嗣久(vo.g) 尾形慶次郎(b) 小野秀夫(ds)
ブルースギタリストが大集合します!次から次へと得意なナンバーを連発!たまりませんよ。

NYからやってくる日本人。

2011年11月8日(火)

イチローとか松井とか日本人がアメリカで活躍していることは誰もがご存じです。
日本人が大リーグで活躍すると、なんだか嬉しい気分になりますよね。
それと似ているかもしれませんが、日本人ミュージシャンがアメリカで活動をしているのもちょいとうれしいのであります。
でもメジャーリーガーと違ってなかなかその活躍は日本には伝わってきません。
野球は日本人には親しんだスポーツでありますが、アメリカ人にしてみればベースボールはアメリカのものと思っていることでしょう。
そこに日本人が行ってプレイすると「日本人もなかなかやるじゃないか」ってな感覚にアメリカ人はなるのかもしれません。
アメリカ発祥の音楽などはアメリカ人のものであるという感覚は野球よりも強く思っているかもしれません。
たとえば、ブルース。
ブルースなんかはそもそも黒人の音楽ゆえに、たとえアメリカ人でも白人がやるならば違和感を持つという人もおられたりするような音楽です。
そんなアメリカのブルースシーンに日本人ミュージシャンが溶け込んで活動しているケース、これが少なくありません。
ブルース方面だけでも何人か名前は思い浮かべることができます。
アメリカの音楽ですが、日本人がちゃんと認められて受け入れられているというのは音楽は国境を超えるという部分としっかりとした実力が後押しするのでしょうね。
そのひとりがヒロ鈴木さんであります。
アメリカは広大で各都市にそれぞれのシーンがありますが、ヒロ鈴木さんの本拠地はニューヨーク。
ずっとニューヨークで活動されているのです。
いやー、凄いですね。
私などは荻窪からほとんど外に出ませんが、アメリカで生活するなんて想像を絶します。
さて、ヒロさんは日本へはもう3年くらいは帰ってきていませんでしたが、このたび久々の帰国ライブがありますぞ。
こちらからニューヨークまで行くのは大変ですが、日本に来てくれるのですから、この機会を逃さず聴きに来ていただければと思います。
以下が詳細です。
どうぞよろしくお願いします!

★荻窪ルースター本店
11月19日(土) BLUES NIGHT CHARGE:2800円
19時オープン 20時スタート 
ヒロ鈴木(g.vo)ブルースバンド:千賀太郎(hrm) 渡辺茂(b) 石川雅春(ds)

日本におられるアメリカの人。

2011年11月8日(火)

さきほどニューヨークからやってくる日本人ギタリストのことを紹介いたしました。
というわけでもないのですが、明日の荻窪ルースターはアメリカのご出身の方がお二方おられます。
アメリカに渡る日本人もいれば、アメリカから日本に来るアメリカ人もおられまする。
まー、これがですねー、プロフィールが凄いのなんの南野ようこよこはまよこすかです!

ちょいと読んでみてくださいこれ。

★スティーブ・サックス・プロフィール
サックス&フルート・プレーヤー、アレンジャー、またハーバード大卒音楽理論学者であるスティーブ・サックスは、ジャンルの壁を乗り越えるジャズを通して希望と平安を与える。
1953年アメリカ・ワシントンD.C.生まれ,シカゴ、コネチカット州育ち。
7歳からピアノ、13歳からサックスを習う。パリ滞在2年、20年に及んでニューヨークのジャズシーンで活躍して来た。5ヶ国語が流暢。
1991年ニューヨークのリディーマー教会にてクリスチャンになり、現在武蔵野福音自由教会の会員。1996年11月、知子と結婚。
CDやLP100枚以上に参加。また、スティーブ自身がリードするニューヨーク・ベースのブラジリアン・ジャズグループ「トリロジア」と「ガナバラ」で4枚のアルバム。
初めてのソロCDである「First Dream : 初夢」に加えて、「Look To The Sky」と「Christmas Presence」は現在発売中。
以下は共に演奏・録音または編曲を担当した代表的なアーティストの例です。

[ ブラジル音楽 ]
 小野リサ、アストリッド・ジルベルト、トニーニョ・オルタ、アイルト・モレイラ&フローラ・プリン
[ ラテン音楽 ]
 ティト・プエンテ、ザ・マンボ・キングズ、モンゴ・サンタマリア、アダルベルト・サンチアゴ、熱帯ジャズ楽団
[ ジャズ ]
 パキト・デリヴェラ、デューク・エリントン・オーケストラ、ジョー・リー・ウイルソン、アール・クルー、マンハッタン・ジャズ・オーケストラ、スティーヴ・レーシー、増尾好秋、クラウジオ・ロジティ、デンマーク国立ラジオ・ジャズ楽団
[ ポップス ]
 ポール・サイモン、デーヴィッド・バーン、トーキング・ヘッズ、ジョー・ジャックソン、
[日本ポップス ]
 伊藤ゆかり、中島啓江、中森明菜、 矢沢栄吉、 カヒミカリイ、 夏木マリ、 鶴田さやか
[ 中国ポップス ]
 アンディー・ラゥ、ケリー・チェン、レオン・ライ
[ クラシック ]
 香港交響楽団
[ クリスチャン音楽 ]
 ザ6:30バンド、ラニー・ラッカー、くめさゆり、竹之内圭子


★ジョナサン・カッツ・プロフィール
Jonathan Katz

ニューヨーク州ロングアイランド出身。イェール大学とイ−ストマン音楽院で音楽を幅広く学び、上智大学留学後、東京を拠点にする。現在までジャズピアノトリオ等のリーダーCDを9枚リリースされ、故レイ・ブラウン、ケニー・バレルジャズの巨匠らとブルーノート東京で出演する他、ルー・タバキン、エディ・ヘンダーソン、ボビー・シュー等の巨匠や、宮本大路、安ヵ川大樹、赤城りえ等の日本のトップミュージシャンのグループにも参加。またボブ佐久間等の指揮のもとで、N響、東京都響、新日フィル、東京フィル、名古屋フィル等日本の各メジャーオケのポップスピアニストを務め五木ひろしのオケ版コンサート・CD録音にも参加し、テレビ朝日「題名のない音楽会」に複数出演、映画にも出演するなど幅広いジャンルで活動している。作曲と編曲も積極的に行っており、自作曲や日本の民謡/唱歌の編曲を多くのプロジェクトに提供している他、ソロピアノやトリオで披露。邦楽と洋楽の接点を探求するワールドミュージックグループ「CANDELA」と、日米混成ジャズカルテット「NYTC」の中心メンバーとして両バンドと日米公演・録音をする。2008年に東京のトップミュージシャンからなる20人編成のビッグ・バンド「TOKYO BIG BAND」を設立。スインギーかつ詩的な響きが感じられ、ときにはユーモア感の出るサウンドでリスナーを魅了している。


というわけで日本人離れしまくらちよこです。
明日のルースターもとてもいい感じでしょー!

★11月9日(水) ラテンジャズナイト CHARGE:3000円
19時オープン 20時スタート
Mambo Inn:Steve Sacks(sax.fl) Jonathan Katz(pf) 伊藤寛泰(b) 佐藤英樹(perc) 鈴木ヨシロー(perc)

ジャズのタブー?

2011年11月9日(水)

通常、ジャズクラブのライブではヴォーカルがふたりいることはありません。
そしてギターがふたりいることはありません。
タブーというわけではないのでしょうが、誰もそんなことをしなかったのですねー。
でも、荻窪ルースターの場合は面白いことはどんどんやりたいのです。
なので、2ヴォーカル+2ギターやっちゃいますよー。
ルースターが変わったことと他店が同じことをしたりすることってあるようで、けっこう「マスター、あそこでも同じことしてたよ」なんて話をこれまでよく耳にしてきました。
真似たのかどうかはわかりませぬが、そういう話を耳にするということはやはり面白いことだったのかもしれませぬ。
でももしも本当に真似られたとしたらそれは他のお店も「それ面白そう」って思ってもらえたってことですから良いことであります(笑)。

さて、いったいその人選は?

ヴォーカルは高樹レイさんとCHAKAさんで、ギターは小畑和彦さんと道下和彦さんでございます。

簡単にご紹介しますと、高樹レイさんは以下のような方。

★高樹 レイ
大学英文科卒業後、音楽関係の仕事も兼ねて単身渡米。
帰国後プロのJazz Vocalistとして、日本全国、そして欧州で活動。
色々なジャンルの曲を 感性豊かに表現し、その解釈&表現が非常に斬新であり、 米国的なステージング、楽器的なヴォイスの世界は日本有数であり、 実力派シンガーとして日本、欧州で評価されている。1999年NY録音の1stアルバム発表。
スイング・ジャーナル誌主催「第36回 2002年度ジャズ・ディスク大賞 ボーカル部門」にもノミネートされる。最新作「After Hours」まで4枚のCDをリリースしている。

◎と、ありますが、レイさんの魅力は歌もさることながら「かわいらしい」ところでしょうか。「きゃはは」とかそんな風に笑うんですよね。で、ここだけのお話ですが、ご自身はそうは思ってないはずですが、ちょっと「天然」入ってます!
って、読まれたら大変! 「やーね、マスターなんてこと書くの!私、たまに天然って言われるけど違うわよ!」とか言いそうです。

そしてCHAKAさんはこんなお方。

★CHAKA(チャカ)
元ジャズピアニストの父と元ダンサーの母を持ち、幼少の頃からジャズ、ソウルに親しむ。
78年、プロとして活動を開始。85年、CBSソニー(現Sony Records)よりPSY・Sというユニット名でアルバムデビュー。
途中、特別ユニット「チャカと昆虫採集」等、他のアーティストとの共演活動をしながら、オリジナルアルバム11枚、ライブアルバム1枚、ベストアルバム2枚、その他、数枚の企画アルバムを発表。2003年ジャズのセカンドアルバム「LOVE」発表。
スイング・ジャーナル・ジャズ・ディスク大賞・ヴォーカル国内部門二位を受賞。
2004年ハンク・ジョーンズ、マイケル・ブレッカなど、ジャズ界の歴史的なミュージシャンたちとNYにて録音した「Believin' ~CHAKA Jazz in New York」を発表。(スイング・ジャーナル・ジャズ・ディスク大賞ヴォーカル国内部門五位入選)で、

というわけでPSY・S(サイズ)でチャカさんを知った人も多いでしょうけど、実はもともとジャズシンガーだったのですねー。いやー、当時はそんなこと知りませんでした。初めてこの方のスキャット聴いた時は感動しまくらちよこでございましたっけ。
それとですねー、格闘技戦大好きなお方なのですよ。たしかパンクラスとかそういう感じがお好きなはず。
で、ステージでマイクを持つと面白いことを言うつもりでなくとも自然にトークが面白いことになってしまう面をお持ちです。これも関西人の性でしょうか。

ではギターの方はどんなお方でしょうか?

★小畑和彦
ギタリスト福岡県出身。九州産業大学在学中にプロ活動始める。
1981年に上京後、都内ライブハウスを中心に活動。
Apick & Span , 今田勝 Now Inn などのバンド活動を経て、Pan Cake 、Fonte等のバンドで活躍中。
また、ソロギター活動、作曲、編曲、ブラジル系シンガーのプロデュースなども積極的に行っている。小野リサ、平井堅、TOKU、マンデー・ミチル等数多くのレコーディングにも参加している。

◎と、あります。ギターはジャンルに関わらずなんでもお仕事されています。でもですねー、小畑さんは落語されてるそうなんですよねー。
その割にはというべきか、さもありなんというべきか、ライブの時はメインヴォーカルのトークの端っこを捕まえて、いっつもマイクにのらない小さな声でだじゃれいいまくっておられます。
総入れ歯、いやそういえば、以前、当店のネットラジオにご登場いただいた時などはだじゃれしか言わなくて困ってしまったことがありました(笑)。
どーしてもいいたくなっちゃう人っていらっしゃいますが、小畑さんはその最高峰でしょう。

で、もうひとり道下和彦さんはこんなお方です。

★道下和彦 ギター 1987年バークリー音楽大学卒業。在学中にはGary Burton、小曽根真、タイガー大越らと共演する機会を得て多くの指導を受ける。卒業後アメリカでの音楽活動を経て1989年に帰国、日野元彦セイリンワンダー、辛島文雄DUO、向井滋春グループ、などジャズグループのサイドマン活動並びにスタジオワーク。その他、菅沼孝三、青柳誠、永井敏巳らとのユニットGrayや自己のグループPower Jobではロック、フュージョンシーンでの活動も積極的に行う。映像音楽の制作も数多く手がける。現在は後進の指導も行っている。

◎と、あります。当店ではよくフュージョンギターバトルなどで出演していますが、ものすごいギターの持ち主、いや、ギターテクニックの持ち主でございます。
当然なのでしょうが、難しい譜面を所見でもバリバリ弾けます。で、以前、サックスの音川英二さんから聞いた話では音川さんがアメリカで路頭に迷うところを道下さんが助けてくれたそうで、人助けもしちゃう優しいお心の持ち主でもあります。

というわけでございまして、この4人が来る11月13日にルースター本店で御対面でございます。
まあ、文字で説明しても伝わらないのが音楽でございます。
そしてライブはその場限りで消えてしまう音楽でもございます。
ところが、一生の記憶に残るライブというものになるやもしれませぬ。
さあ、今すぐあなたのスケジュールにこの予定をどうぞー!

★荻窪ルースター本店
11月13日(日) JAZZ NIGHT 19時オープン 20時スタート CHARGE:2500円
高樹レイ(vo) CHAKA(vo) 小畑和彦(g) 道下和彦(g)
世のジャズライブではなかなかありえない2ボーカルに2ギター!これ見逃す手はありません!間違いなく面白いライブになるでしょう。

ありがちな会話。

2011年11月11日(金)

ねー、どっか安くライブできるところ知らない?
それなら荻窪ルースターの2号店、ルースターノースサイドがあるよ。
え? トースターソースなに?
ルースターノースサイドだよ。貸切専門なんだってさ。
え? ライブハウスなのに貸切専門なの?
そー。2号店はそういうコンセプトなんだって。でもセッションの日もあるみたいだけどさ。
ふーん、でもライブハウスを貸切すると高いじゃん!
いやいや、一晩で28000円らしいよ。
うぇーー!私がよく出てたライブハウスのノルマより安いじゃない!
だろ!30分しか演奏できないタイバンでノルマ払うくらいなら貸切でやったほうが自由だよ。
えー、なんでもっと早く教えてくれなかったのよ!
だって今初めて俺に聞いたじゃん!
で、なって言ったっけ、そのお店?えーと、サンスターなんだっけ
ルースター・ノースサイドだよ!
それってどこ?
荻窪だってば!
荻窪って遠くね?
うーん、でも新宿から10分だぜ。
そんな近いの?
近いよ、吉祥寺の2つ手前だからさ。
まじー!
でも私なんかが貸切とかさせてもらえるのかなあ…。
何言ってんのさ、ライブハウスにブッキングで出るならデモテープとかいるだろうけど、貸切に審査なんかないだろうに。
あ、そか。じゃあさ、私お友達のバンド呼んで一緒にやったりとかもいいわけ?
全然OKでしょ。貸切だし。
俺の知り合いもよく借りてるよルースターノースサイド。
へー、それで知っているの?
そー。そんときはサークルのOB会とか、知り合いの単独のライブとかだったぜ。
なんだ、そういう感じでもいいんだね。
とりあえずさ、ホームページでも見てみたらいいんじゃない?
そーだね。ありがとう。でもね…。
でも何?
私パソコンとか持ってないんだ。
ぬわにー!

こんなブルースライブはいかがでしょう?

2011年11月13日(日)

楽器はたとえ同じ楽器を使っていても人それぞれ音が違うもの。

ならばギタリストが次々出て来たら面白いですよねー。

というわけでブルースギタリストが5人集まって次々とバトルを繰り広げるライブを行います!

■11月23日(水) 荻窪ブルースフェスティバル CHARGE:2800円

松川純一郎(vo.g) 森園勝敏(vo.g) 小安田憲司(vo.g) 藤倉嗣久(vo.g) 坂野宝(vo.g) 尾形慶次郎(b) 小野秀夫(d)

で、いったい誰なのこの人たち?
っていう人も多いでしょうからギタリストだけ簡単に解説を。

★松川純一郎 ジャパンメタルブームの頃、サブラベルズでデビュー。その後ブルースの洗礼を受ける。日本のみならずニューオリンズでも活動するように。ルースターではスティーヴィー・レイ・ヴォーン・カバー・ナイトでも出演中。

★森園勝敏 四人囃子という伝説のバンドでデビュー。当時は19歳、20歳あたりだったというから驚きです。あれから37年も経過しているのに、あの衝撃は忘れられないですねー。大橋巨泉の物まねがうまいってことは内緒です。

★小安田憲司 某W大学の某音楽サークルに入ったのが小安田さんの人生を決定付けました。安田ではなく小安田を名乗るきっかけはすでに安田という名前の先輩がおられたから。そしてそのサークルには吾妻光良氏、小出斉氏ほかがおられ、それ以来ずーっと後輩扱いであります。ああ、ブルースです。

★藤倉嗣久 天才ギターリスト出現とこの業界で評判になったのは数年前のことでした。お父様の影響でビートルズを聴いていましたが、ある日、フレディ・キングに大衝撃を受けます。自分はこれだ!とブルースの世界にやってきましたが、あっという間に頭角を現すほどの実力者です。

★坂野宝 ルースターノースサイドのブルースセッションに最初にやってきたのは17歳の頃。以来、毎週やってきてはブルースを叩き込んでいきました。6年間のノースサイドのブルースセッションでルースター本店出演を果たした唯一のホープ。

というわけでみなさん、ぜひ来てみてくださいませ。

時代は変わる?

2011年11月16日(水)

荻窪ルースターに出演しているミュージシャンにどうやってプロになったのかを聞く、ネットラジオ「プロミュージシャンが教えるプロミュージシャンになる方法」の最新回が配信されました。

20人目のインタビューとなる今回はドラムの平山惠勇さん。
50代以上のミュージシャンがプロへの第一歩はこれだった、というのに挙げるのが一番多いのが、キャバレー。
誰もが知るような有名ミュージシャンでもキャバレー出身という人がすごく多いのです。
そういう時代だったんですね。
いやー、時代はどんどん移り代わりますねー。

最近、朝の連ドラ「カーネーション」を見ているのですが、昭和初期の頃は洋服を来ている人はほとんどいなかった。
ところが時代が変わり、呉服屋さんが洋服に押されて行くようになっていきました。

ライブハウスも様変わりしています。
キャバレーから生演奏スタイルのジャズ喫茶やディスコへ、そしてジャズクラブとロックやポップスのライブハウスに分裂し、さらにロック系ライブハウスからクラブが派生。と思いきや、クラブシーンがクラブジャズ方向へ…。
その間にもシャンソン、カントリー、ブルーグラスなどのお店はどーっと増えて、そして無くなっていきました。
その一方でプロミュージシャンだけでなく、アマチュアミュージシャン向けのライブハウスも80年代から増加。
そして平成に入りそうしたライブハウスが乱立状態に。
昨今はできては無くなるということが繰り返されています。
平成23年の今も、日本のライブハウスの状況は刻々と変化しています。
これはプロのシーンもアマチュアのシーンも同様です。
だからといって、流行を追うと、すぐにそれが時代遅れになっていきます。
これからは、我々お店側もミュージシャン側もただライブを組むというだけではいけない感じになるのでしょうね。

というわけで、ルースターはルースターなりにいろいろ仕掛けたいと思いますぞ。

「プロミュージシャンが教えるプロミュージシャンになる方法」
http://roosterpodcast.blog135.fc2.com/

■平山惠勇(ひらやましげお)ドラマー
1973年に田中武久(P)トリオのメンバーとしてプロデビュー。鈴木勲(B)に認められ上京。僅か2年で6枚のアルバムを残す。
タモリの“今夜は最高”の全国ツアーや、中本マリ(Vo)&スパンキー、ギルエヴァンスに絶賛されたピアニスト、トム・ピアスン率いるトリオやビッグバンド、五十嵐はるみ(Vo)のアルバム“サムシング”、石井竜也の船上コンサートなどに参加。
アジア5カ国(韓国、シンガポール、香港、マレーシア、日本)のミュージシャンが終結した《アジアンスピリッツ》のメンバーになり、韓国(ソウル)で1stコンサート、フィンランドのポリジャズフェスティバルに出演。
現在は首都圏を中心に日本各地、海外においてもカテゴリーにとらわれない精力的な演奏活動を展開している。

BECK!

2011年11月18日(金)

先日テレビで「BECK」という映画がやっておりました。
これ、ばっちり録画して拝見しましたぞ。
実は映画館で何度か予告編が上映されていたので気になっていたのでした。
そもそもBECKは漫画が映画化されたものということも知らなかった私が気になっていた理由は?

予告編の中で水嶋ヒロがなにやらブルースマンらしき男とセッションしているシーンが一瞬映った。

はい、そういうことでした。

このBECKですが、見るまでは何の名前かも知りませんでしたが、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、中村蒼、向井理という押しも押されぬ若手俳優らが組んだバンド名であったのです。
まあ、実際は犬の名前がBECKでバンド名に困り、付けてしまったということでした。

さてさて録画を再生するといよいよ楽しみにしていたシーンが始まりました。

なーんと!

水嶋ヒロが一緒にセッションをしている相手の黒人の名前が「ジョン・リー・デイヴィス」!
そしてその黒人の師匠はサニーボーイ・ウォーターズだという!

ここで爆笑できた人はブルース好きな人でございます!
見た人の何パーセントの人が爆笑していたのでしょうね。

まずその黒人のジョン・リーというのは「ジョン・リー・フッカー」の名前をいただいて付けたのは間違いないでしょう。
ディヴィスはゲイリー・デイヴィスか、シルヴァスター・デイヴィスかラリーか、あるいはその他か?

そして、その師匠の名前こそ、サニーボーイ・ウォーターズ!

これはサニーボーイというハーモニカ吹きの名前と、マディ・ウォーターズとの合作ではありませんか!
いやー素晴らしい(笑)。

さらに!
銃の弾丸が貫通した穴の空いたギターの名前がルシールですとー!

ありがたいです。

ルシールというのは実在します。
B.B.KINGのギターなのです。
でも映画では335ではなく、レスポールが使用されていましたけど。

しかし、このBECKは間違いなく、原作者はブルース好きだということがわかりますよねー。

というわけで、恐らくこの映画のおかげで誰かしらがブルースにも興味を持ってくれたかもしれません。
我々、ブルースのライブをやっているライブハウスなんかにしてみれば、そりゃもうありがたい映画です。

ブルースに興味を持っていただくことも我々のようなお店の存在理由なのです。
ありがとー、BECK!

荻窪に住みたい理由。

2011年11月22日(火)

いつだったか、なにかのアンケートで住みたい街のナンバーワンが「吉祥寺」だったそう。
じゃあ、荻窪は何位なのかなあって思ってちょいと検索してみるとありゃま。
いったい、どこのアンケートの1位が吉祥寺だったのか?
なんだかいろんなところが同じようなアンケートをしているようです。
で、我が荻窪はと言いますと、5位だったり、20位だったり、圏外だったり?

まあ、それにしても荻窪はかなり住みたい街ではあるみたいです。
いやいや、そうではなく、ものすごい上位なのかも!
というのも、小田急線では圧倒的に「下北沢」、東横線では断トツの「自由が丘」。
でもそれ以外にも駅はいっぱいあるのに、それ以外の街はアンケートでは圏外なわけです。

そこへ行くと、中央線の「吉祥寺」はまあ、納得としても荻窪が下北沢や自由が丘に次ぐくらいの勢いで住みたい街というのは凄い。
いつだったか不動産屋さんと話した時に、「荻窪に不動産屋が多い理由は吉祥寺と同じくらいの転居数があるからだ」と聞いたことがあります。

しかし、なぜに荻窪なのでしょう?

私の個人的な見解としては次のような理由があるのかなと。

★新宿まで10分でなおかつ人気の吉祥寺まで5分。新宿も吉祥寺もにぎやかでいいけど、住むのはちょっとなあという人にしてみれば、その間にある荻窪は絶好の場所なのかも。
★中央線の各駅は個性派ぞろい。それぞれの駅にはまる人がそれぞれに住み分けしている感じです。高円寺なんてロックやっている人と芝居やっている人が人口の90%近いとうそぶく人もいるほどです。その点、荻窪は強烈な個性はありません。ですので、住みやすいという面があるのかもしれません。
★丸ノ内線の始発駅であるというのはかなり大きい。
★買い物が便利。西友はもちろんルミネもある。
★かつて港区白金に住む人をシロガネーゼと呼ぶ傾向があり、それに対抗したのか、荻窪に住む人をオギクボンと呼んでいたことがありました。これはどういうことかと言いますとセレブ感覚なのでございます。
実は荻窪はかなりの高級住宅地でもあります。その意味では自由が丘に近い、田園調布は吉祥寺に近い荻窪といったところでしょう。
つまり、私はセレブ、もしくはセレブチックなのですよという人は中央線なら荻窪を選ぶ傾向はあるのです。
★本当は吉祥寺がいいけれど、吉祥寺って駅のそばは住むところがないので、結局15分は歩かなければいけない。だったら荻窪から5分のところに住んだ方が吉祥寺に行くのも便利だし、やっぱり駅から近いほうがいい。

というわけで吉祥寺や新宿へ出るのに便利というような理由と駅から遠くなくとも住める場所が多いこと、そして荻窪だけでも十分買い物ができるなどではないかと思うのです。つまり、吉祥寺の魅力にひっぱられての上昇ということかもしれません。
残念ながら荻窪自体の魅力だけではやはりこんなには人気は得られないかなと…。
荻窪といえばラーメンの街という見方もできますが、そのためにわざわざ荻窪に住むという人ってどれだけいるのか?

うーむ、いつしか荻窪に住みたい理由に「荻窪ルースターがあるから」ってことにしてみたい…。
あと100年以内に。

プロギタリストへのありえないなり方。

2011年11月25日(金)

ジャズの世界でもプロへの足がかりというのは様々あります。
一番多いのはライブでちょっと弾いてくれというようなお誘いがそのきっかけかもしれません。
多くの場合は、その腕前を買われて誘われるわけでしょう。
しかし、あの超有名ギタリストがこんなカタチでプロの世界へ入っていたとは驚きです!

そのギタリストとは三好“3吉”功郎さん!
誰も知らなかった衝撃の事実を語りましたぞ。

まじすか!というようなびっくり発言をどうぞ。
荻窪ルースター本店から配信しているネットラジオ「荻窪ルースターポッドキャスト」でお楽しみくださいませ。

上記のバナーから、もしくは
http://ogikuborooster.blog137.fc2.com/
このURLで聴くことができます。

それからこの黄金のようなトリオでのライブもございます!

■12月7日(水) 荻窪ルースター本店
JAZZ NIGHT
19時オープン 20時スタート CHARGE:2500円
三好“3吉”功郎(g) 荒巻茂生(b) 本田珠也(ds)