ヤマシタさんですか?
2016年10月2日(日)
ライブハウスは星の数ほどあれども、荻窪ルースター本店と同じことをしているところはまず無いでしょう。
その中のひとつが「名字システム」。
毎月、ひとつの名字が選ばれ、それに該当される方は2杯目が無料になるというものです。
日本の名字ランキングの1位からスタートいたしまして今月10月は「ヤマシタ」さんの順番。
つまりヤマシタさんは2杯目が無料になるのです。
あなたが「ヤマシタさん」ならぜひ。
そしてお知り合いに「ヤマシタさん」がいらっしゃったら教えてあげてくださいませ。
今月も面白いライブが目白押しです。
人生は階段のように。
2016年10月3日(月)
今日、荻窪を歩いていたら階段のところにご老人のご夫婦。
「つかまりなさい」。
ご主人が奥様に手を出しています。
きっと年齢的に階段を上るのも大変なのでしょう。
でも、なんとも微笑ましい光景です。
私はそう思いながら通り越しました。
が、なんだか気になり、階段の途中で振り返ってみたのです。
その時です!
ズゴオーン!
「うわッ!!!」
よそ見した自分の方が階段を踏み外してガクっとなってしまったではありませんか!
つかまらなければならなかったのはなんと自分でした。
みなさん、階段は一段一段しっかり上りましょう。
10月5日は何の日?
2016年10月5日(水)
10月5日です。
なんでも今日はビートルズがデビューした日なんだそうです。
「へーーーー」。
1962年の10月5日のことです。
ちなみに、同じ日に映画「007シリーズ」の第1作目、「ドクター・ノオ」がイギリスで公開されました。
1980年の10月5日、山口百恵さんが武道館にてマイクを置きました。
そして2016年10月5日は?
ルースターのTシャツが再入荷いたしました。
apple music加入で気づいた可能性。
2016年10月6日(木)
英会話教室でロンドン出身の先生とこんな話を。
「先生、Apple MUSIC知ってますか?」
「あ、あれでしょ定額の音楽配信サービス」。
「そう。昨日入ったんですよ」。
「へー、俺、アナログなんだよね」。
「いや、先生、僕もそうですけど、なんか時代に着いてかないと後でいろいろ大変なんで」。
「なるほどね。俺、レコードが好きだな。あのビニールの香りとか」。
「でも先生、日本にレコード持ってきてますか?」
「おー、ロンドンにある」。
「そのレコード、今、ここで聴けますよ」。
CDが売れ難くなっている昨今ですが、ロンドンにあるレコードを全部持って来るとか大変です。
売っちゃったレコードもあるでしょう。
それがほとんど聴ける環境になったら?
そりゃ嬉しいかもです。
あともうひとつ。
これまで「配信サービスなんかやったらCDが売れなくなるじゃん」って嘆いていた私ですが、今日、あることに気がつきました。
偶然流れ出した曲に反応して検索していたのです。
「あ、この人って今、ライブとかやってるかな?」って。
そうでなければ絶対に調べなかったはずなので、「おー、これはこういう効果もあったのか」と再確認。
昔、「ミュージシャンはいいよな、CDとか売るものがあってさ。俺たちはないからね」と言っていた人がいたのを思い出しました。
その方は役者さん。
この前まで、もはやCDが売れないとなれば役者さんと同じような状況になるのだろうかと思っていました。
いやいや。
聴いたことのない音楽に出逢うチャンスはこれまでの人生で一番高くなりました。
つまり。
「ミュージシャンにとっては今後、新たな可能性が広るのかもしれないぞ」と思えて来たのであります。
さあ、どうなるのでしょう。
ルースターノースサイドでオープンマイク開催
2016年10月7日(金)
10月13日(木)
オープンマイク いきなり!ステージナイト
19:00 〜 23:00 参加費 1000円+オーダー/見学・応援はオーダーのみ
司会進行:ノースサイド・マネージャー 重松隆一
ライブハウスのステージで歌いたい・演奏したい、パフォーマンスしたい。
そんな皆様のためにこの日はルースターノースサイドのステージを開放いたします。飛び入りでOKですので予約の必要もありません。
ギター、ピアノなどの弾き語りはもちろん、バンドやオケを使っての演奏、音楽以外のパフォーマンスまでOKです。
ピアノ、ギター、ベースにドラムと楽器も全て揃っているので、手ぶらで参加も可能です。
司会進行役がピアノ伴奏もしますので、ボーカルだけでも参加可能です。その際はコード譜をお持ち下さい。
見学、応援の方はオーダーのみでお楽しみいただけますので、気軽にお越しください。
救世主。
2016年10月7日(金)
そうだ、出勤前にちょいと用事を済ませねば。
あんまり時間ないけど寄ってかなきゃだ。
立ち寄ったのは小さな郵便局。
自動ドアが開き、入ってみると?
「うひゃ、けっこう混んでるぞ」。
郵便局員も慌てている雰囲気。
「やべー、間に合うかなあ」。
と、思ったら!
私の次に入って来た人と一緒になんと大きな蜂が紛れ込んだから大変。
小さな郵便局の端から端まで飛び回ってお客さんだけでなく局員まで「キャーーー」。
男性職員まで大慌て。
完全に郵便局内は仕事がストップ状態に。
時間がない私は瞬時にこう思いました。
「泣きっ面に蜂とはまさにこのことだ」。
しかし!
次の瞬間とんでもないことが起こったのです。
飛び回っていた蜂が壁に止まったところを若き女子局員がなんと素手でキャッチしたではありませんか!
一瞬静まりかえる郵便局!
一人のお客さんが拍手するとそれにつられ周りの人も拍手喝采。
小さな郵便局に突如現れたジャンヌ!
おかげで仕事にギリギリ間に合ったぞ。
ありがとうジャンヌ!
オープンマイク。
2016年10月13日(木)
今日は2号店、ルースターノースサイドでオープンマイクがあります。
「オープンマイクって何?」
ですよね。
飛び入りで歌ったり演奏したりしていい日です。
これ、たまにやっているのですが、いろんな人にご参加いただいております。
なんと、ほとんど人前でやったことがないという方も来られるのです。
それだけ、このイベントが気楽に参加しやすいものだということでもあります。
ではあなたも参加してみませんか?
ということなのですが、こう思って躊躇される方もいらっしゃいます。
「人前で歌ったり演奏したりするなんてとてもとても、緊張しちゃって無理」。
人によっては普段、練習もしているのに人前ではちょっと、という人もいらっしゃる。
たとえ、自宅ではできてたとしても、いざ大勢が見ている中、やるとなると緊張してしまい、足はガクガク、口はカラカラ。
そんな状態になった経験が、躊躇させているかもしれません。
わかります。
大勢の前で失敗したら恥ずかしいですもの。
でも本当はせっかくだから人前でやってみたい。
そう思われている方も多いのではないでしょうか。
ではこれ、どう克服したらいいのでしょうか?
場数をこなすことでしょうか?
少しばかり、気が楽になることを書いてみます。
オープンマイクはいわゆる素人さんが集います。
ブルースセッションデーなども同じです。
でもって歌ったり、演奏するのはたった一人ではなく、はい、次の人、はい、また次の人。
と、こういうことになります。
しかもこれは何かのオーディションではありません。
失格とか合格とかがないのです。
つまり?
カラオケスナックで歌の順番がやってくるのとほとんど同じ。
これがカラオケじゃなく生演奏に変わっただけなのです。
「まじで??????」
そうなんですよ。
カラオケで見知らぬ人が歌っているとき、あなたはどうしていますか?
「そんなの聴いてないかなあ」。
ですよね。
ということは、あなたのカラオケの順番が来ても、見知らぬお客さんは聴いていないわけです。
「うわ、そうかあ。でも、ライブハウスでのステージはカラオケスナックとは違うんじゃない?」
「はい、それは違います」。
なにしろ自分の声がモニターを通して足下からも聴こえて来ますし、スナックよりも音は大きく、そして断然いいです。
カラオケですとテレビ画面に歌詞が流れますが、生演奏なのでへたをすれば今どこやっているのかわからなくなる場合もあります。
スナックよりもお客さんはステージを見ています。
「うひゃ、じゃあ、カラオケスナックとはやっぱし、違うんじゃないの?」
はい、状況は違います。
でもだからといってあなたの歌や演奏をものすごく真剣に聴いている人はいないと言っても過言ではありません。
「ふーん」。
もちろん、聴かせる人もいます。
そういう人は何が違うのでしょうか?
たとえば、披露宴のスピーチでも聴いている人を引き込む人と、そうでない人がいますよね。
逆に全然、誰も聞いてないスピーチってありますよね。
あれと同じで、目の前の人たちにアピールできる人とできない人がいるのです。
でもってもしかしたら、誰も聞いてないスピーチの方は足がガクガク、口はカラカラになっていないとも限りません。
しかし?
そうです。
誰もちゃんと聞いていないスピーチはしゃべっている人がどれだけ緊張しているかなんてことも気にならないのです。
人前で歌や演奏をするといってもオープンマイクやセッションデーは披露宴のスピーチと比べれば雰囲気は楽勝ですよね。
たとえば、自分の順番の前にすっごくうまい人がやったとします。
するとあなたはこう思います。
「うわ、あんなうまい人の後じゃやだなあ」。
で、あなたの番です。
もしもあなたが失敗したら?
あなたはへこむかもしれません。
しかーーし!
あなたの次の人は?
そうです。
少し気が楽になっているかもしれません。
こういうことも披露宴のスピーチと同じですね。
でも前述したように披露宴程緊張するような場ではありません。
カラオケスナックが生演奏になっただけです。
ゆえに、そんなに気合いを入れてやってくるという必要もないのです。
ただの遊び場なんです。
カラオケと同じで。
でもって慣れてきたら、うまいスピーチをしてもっていってる人と同じようにオープンマイクやセッションデーでも光り輝く存在となるわけです。
「むうう、そういうものなのか」。
「はい」。
カラオケスナックに行くのに練習とかしませんよね?
まあ、演奏でしたら練習もするでしょうけれど。
で、実はですね。
オープンマイクやセッションというのは楽しみはいろんなところにあります。
たとえば、そこに集う人たちとの交流。
新しいお友達ができたりします。
それから楽器だったら、楽器のお話も花が咲きます。
知らなかったことが教えてもらえたりもします。
実は同じ出身県だったり、同じ学校だったりとかのケースもあります。
これ、カラオケスナックとは少し違う感じがあります。
ライブハウスだと、「さっきやってた曲なんですけど」とか、話しかけるきっかけが山ほどあるのです。
というわけで実はひとりで行っても寂しくない。
わからないことがあったら誰にでも聞ける空気もあります。
ですので、今度こそお誘いできますね。
今夜、ルースターノースサイドに来てみませんか?
ライブハウスへの質問に納得。
2016年10月14日(金)
ライブハウスにはいろんな種類のお店がありますが、wikiとかを読む限りではおおよそロック系のことしか書いてありません。
そして世の中の若い方々は特にライブハウスはロックをやっていると思っているでしょう。
よくライブハウスにオールジャンル対応可能とか書いているお店がありますが、あれ、実際はオールジャンルはやっていません。
それにロックのライブハウスにはいろんなロックやポップスの音響の知識しかないので、それ以外のジャンルをやったらまずどえらい失敗になるはずです。
たとえば、ジャズミュージシャンは若者向けのロックとかやっているライブハウスで演奏しないし、ラテン、ブラジル音楽、ブルース、カントリー、シャンソン、民族音楽のグループもアマチュアでない限り、専門もしくはそれ相応のライブハウスに出演しています。
ではどうしてwikiにでさえロックのライブハウスのことしか触れられていないのか?
yahoo質問などにも「ライブハウスではドリンクは頼まなくてはいけないのでしょうか?」などとあったりもします。
中には「自撮り棒は使ってもいいですか?」というものも。
笑い事ではありません。
これを知りたい人にとっては大事なことなのです。
なぜwikiはロックばかりなのか?
そしてなんで信じられない質問がよく出るのか?
もしかしたらこれはこういうことかもしれません。
「10代の少年少女が読んでいる」。
おそらくそんなところです。
10代の少年少女たちの初めてのライブハウスはおそらくロックやポップスを聴きに行くのだと思います。
たとえば、友達がライブハウスに初めて出るので「来てくれ」と頼まれて行く。
もしくはテレビなどで観たバンドが好きになって初めて行ってみる。
すると「ライブハウスってどんなところなの?」と思うわけです。
行ったらなんかドリンク頼まなきゃいけないらしいってなる。
「お小遣い無いのに!!」
「ライブ聴きに来たのになんで?」
こういう疑問が生まれるわけです。
でも多少その疑問はわかります。
コンサートホールでは飲み物持ち込めませんから。
では若い人でもおそらく一度はテレビで見たことがあると思いますが、お相撲はどうでしょう?
お客さんはお弁当食べたり、お茶飲んだりしてます。
プロ野球の試合はどうでしょうか?
客席にビールの売り子さんいますよね。
「野球観に来たのに飲み物なんか飲んでいけませんよ!」ってテレビに突っ込みましたでしょうか?
実は野球場ではライブコンサートでもビール飲んでます。
「それって大人だからでしょー」。
はい、実はそうなんです。
若いうちは行きませんが、大人のみなさんは居酒屋とかバーとか行くのです。
仕事終わって「さ、一杯行きますか!」という具合です。
ちなみに私のお店はほんとうにいろんなジャンルのライブを行っています。
それも毎晩有名なプロミュージシャンばかりです。
若い人も知っている有名バンドや有名ミュージシャンと一緒にやっている方々もすごく多いです。
実はミュージシャンは立派に職業です。
アイドルの後ろで楽器弾いている人も仕事で弾いているのです。
そのミュージシャンたちが本当にやりたい音楽をやっていたりします。
語弊があるといけませんので、そのアイドルが好きでバックバンドやっている人もいます。
話を戻しますね。
もしも当店で「え、ドリンクですか? ありませんけど」。
なんてお客さんに言ったら、逆に怒られます。
美味しいご飯やおつまみ、そして飲み物を楽しみながら生の演奏を聴く。
これ、大人の楽しみ、娯楽なんですね。
ではなんでロックのライブハウスだけ「なぜドリンクを頼まなくてはならないの?」という質問が出るかといいますと、これには理由があります。
ひとつはロック系はスタンディングで聴くケースがほとんど。
どこから見てもカフェや飲食店には見えません。
私としてもこれはおかしいぞって思います。
だからロック系ライブハウスにいるのは若い人が多いというのも理解できます。
テーブルだけじゃなく、つまみ、ひとつなくてビールってのも納得いきません。
で、ドリンクを強要される理由ですが、これです。
じゃーーーん。
ジャズとかブルースとかやっている当店と同じように保健所に「飲食店」として申請しているからなのです。
「なんで? 飲食店なの?」
ですよね。
ロックのライブハウスが飲食店のわけがない。
私もそう思います。
これは難しい話なのでざっくりと説明しますと、飲食店は開店の認可がおりやすいけれど、コンサートホールは許可が難しいのです。
消防法とかありまして。
なのでロックのライブハウスのほとんどは飲食店として登録しているのですね。
「なるほど」。
「理由はわかったけど、なんか納得できません!」
ですよねー。
おそらく当のロックのライブハウスのスタッフは飲食店だと思ってないですから。
それからロックやってるのにご飯食べてるっておかしい気がしますよね。
でもね、それもお店によって違うんです。
ロックのライブハウスでご飯食べてたらおかしいけど、レストランのようなライブハウスでなら逆に全然普通なのです。
「レストランのようなライブハウスってあるんですか?」
ご存知ないかもしれませんが、おそらく日本中にロックのライブハウスと同じくらいあります。
超わかりやすく言えば、若者はスタンディングのライブ、大人はテーブル席で飲食しながらライブを聴いている。
こういうことになっています。
なんでドリンク頼むの!って怒ってる若い人たちもあと10年、20年もすればこっちのライブハウスで楽しんでいるはずです。
その日を楽しみにしてお待ちしております。
って私はもう引退してるかもですが(笑)。
ちなみに大人のライブハウスに限らず、自撮り棒は望ましくありませぬぞ。
ノーベル賞でもっと驚いたこと。
2016年10月15日(土)
ノーベル文学賞で世界中が大騒ぎ。
それもそのはず、ボブ・ディランが選出されたからです。
なんでもこういうことだそう。
ノーベル文学賞の選考を執り行うスウェーデン王立学士院の会員で美学研究で知られるソーダトン大学教授のサラ・ダニアスによって行われ、「アメリカの輝かしい歌曲の伝統の中で、新しい詩的表現を生み出してきた」ことが評価された。
で、そのダニウス教授はボブ・ディランの作品を聴いたことのない人に勧める作品として『ブロンド・オン・ブロンド』を挙げました。
ということで超久しぶりにフルで聴いてみました。
「うーん、素晴らしい」。
このフォーキーなハーモニカもみんなまねしてたし、曲調や歌詞とか誰が影響を受けたのかが目に浮かびまくります。
が、しかーーーーし!
「Obviously Five Believers」というブルースではハーモニカがボブ・ディランではないぞ!
このハーモニカの違いは誰でも聴けばすぐにわかります。
「じゃこのハーモニカは誰なんだ!」
むおおおおおおお!
「チャーリー・マッコイだったのかーーー!」
かのエルビスとか、いろんな方のアルバムで活躍したお方であるのだ。
でですね、ここからが重要ですよ。
じゃじゃじゃーーーーん。
チャーリー・マッコイは2009年に当店、荻窪ルースターに出演しているのであります。
ソールドアウトの満員御礼でありましたっけ。
ということで!
荻窪ルースターはノーベル賞を取った方に関わった方に関わったことがあるのです!
遠すぎか。
ですね。
上野の珈琲はほろ苦い味がする。
2016年10月19日(水)
昔ながらの喫茶店が大好きな私ですが、上野にある「ギャラン」に寄ってみました。
上野といえば、1964年にヒットした集団就職の少年たちが題材の流行歌、「ああ上野駅」を思い出す方も多いでしょう。
おそらく、その18年後に喫茶店、「ギャラン」はオープンしています。
場所は戦後の闇市から始まったというアメ横の線路の反対側。
しかしなぜギャランという名前なのでしょう?
フランス語で「勇気ある」という意味のギャランですが、1969年に三菱自動車が発売した車の名前しか思い浮かびません。
もしかしたら乗っていた車の名前を店の名前にしちゃったのかもしれませんね。
違うかもですが。
さて、ここの特徴はなんと言ってもBGM。
70年代、80年代の歌謡曲なのです。
これもどうしてなのでしょう。
昭和の雰囲気バリバリの店内に、昔ながらの制服のウエイター。
そして、場所柄か、お客さんは本当にいろんな人たち。
アメ横界隈は昭和な感じがバリバリですが、こんな喫茶店に入ったらまじで昭和にタイムスリップしてしまいそうです。
というのも上野は私がちょいとアルバイトしていた場所でもあるのです。
1954年から2003年まであった上野東宝劇場と上野宝塚劇場がそのバイト先。
ちょうど「セーラー服と機関銃」、「スニーカーブルース」、「大日本帝国」なんかをやっていた頃でした。
ゆえにギャランのBGMと合ってしまう。
ああ、上野。
そう、思い出します。
バイトの休憩時間、喫茶店でハンバーガーをオーダーして、いざパクリと食べようとしたあの瞬間のことを!
上下のバンズからするっとお肉のパティだけが床に落下したのです。
「うおおおおおお。お、俺の昼飯がーーーー」。
こんなに悲しいことがあるでしょうか?
しかも、隣のテーブルのOLさんに見られていたのです。
恥ずかしさ1000%です。
でもこうして30数年後に話のネタにできましたけど(笑)。
そうそう、今は映画館無いみたいですが、来年秋、松坂屋の新館上にできるみたいですよ。
上野周辺はあまり変わってほしくないような気もしますが、どうなっていくのでしょうね。
■ギャラン
台東区上野6丁目14-4
車で新宿。どこでご飯にする?
2016年10月20日(木)
もしも都心に車でお出かけだったりして、「ああ、腹減ったーー」とした場合、どうするか?
都心には駐車場付きのレストランは少ないのです。
となれば、どっかのパーキングに停めることになります。
しかし、昨今、都心の駐車場はけっこう高い。
その分を食事代に上乗せできれば食事もちょいとグレードアップだぞ。
などと思ったりもするのであります。
そこで!
デパートのレストランフロアです。
例えば新宿の高島屋。
ここに駐車して、レストランで食事をしたとします。
平日なら2000円以上で1時間、3000円以上で2時間、駐車場が無料なのです。
おーー。
まあ、珍しい話ではないですが、高島屋だとレストランはめちゃ豊富。
しかも、先日行った点心の「ディンタイフォン」しかり、目が飛び出る程のお値段のレストランばかりがあるわけではないのです。
リーズナブルなお店もちゃんとあります。
たとえば、ここ。
「ディキシー ダイナー ザ ミートロッカー」。
ディキシーとかロッカーとか、そういうワードについぞひかれてしまい、入ってみました。
ステーキとかハンバーグとかな感じです。
都内にも何店舗かあるようですが、これどこがやっているのかなあ。
ファミレスとかですと、騒がしいお客さんとかいたり、ヤンキーな人もいたりでなんですが、デパートはその点は安心。
大人な人がゆったりしてます。
うおっ!
いかん。
このレストランフロアで一番ちゃらいのは私じゃないか!
年末年始はどうしようの巻。
2016年10月27日(木)
早いものでもう10月も後半ですねー。
一般的に生活をしていると今年はまだ2ヶ月もあると思います。
でも忘年会だったり、ライブだったりを考えた場合はすでに時遅し!
貸切専門店である当店の2号店、ルースターノースサイドも12月の空いている日は残りわずかとなっています。
もはや新年の予約を受け付けている状態です。
昨今、多くご利用いただいているのがパーティープラン。
別に演奏はメインではなく、宴会がメインみたいなお客様にも大好評なのです。
これは3時間で飲み放題とパーティーフードでお一人様3500円というもの。
居酒屋では演奏不可能なのでちょいと音も出したいという方々にはうってつけ。
しかも居酒屋価格ですので。
まずはルースターノースサイドのページをあれこれご覧くださいませ。
みなさまのご利用をお待ちしております。
意味も知らずにブルースを歌うな!
2016年10月29日(土)
「意味も知らずにブルースを歌うな!」
わー、どうもすみません!
って一瞬思わされてしまいますが、これ出たばかりの本のタイトルです。
著者の小出さんは、おなじみ、ブルースバンド、ローラーコースターのギターとボーカルのお方。
でも、小出さんってこんな口調で言う人じゃないんだけどなあ。
と思ったら書き出しにいきなり、「上から目線ですみません。これ自分にも言っているということでして」と炎上をしないように配慮されておられました(笑)。
「歌の意味を知って歌うべし」ということはブルースに限ったことではないのですが、こうして本のタイトルとなったとき、インパクトは大違い。
「ブルースの歌詞について」というタイトルの本より、こっちのほうが断然伝わって来るというものでございます。
次々と有名なブルースナンバーの解説が繰り広げられるのですが、まじで引き込まれまくり。
でもって巻末にはバッパーズの吾妻さんとの対談。
これがまた面白い。
あの吾妻さんにして「この歌詞はそんな意味だったのか」と驚いてみせます。
しかも、阿佐ヶ谷あたりのお店での対談らしく、ふたりの後ろ壁にはぼやけていはいるが「あじフライ定食650円」の張り紙が写り込んでいる(笑)。
こんな細部にいたるまで計算しつくしているとは!
感動せずにはいられません。
またブルースが楽しくなりました。