いろんな意味で最高な史上初のこの映画。
2010年4月1日(木)
ジャズ発祥の地といえば、アメリカはニューオリンズ。
この地を舞台にした映画を観てきました。
「プリンセスと魔法のキス」がそれ。
昨年の12月アメリカで公開されいよいよ日本でも上映されています。
これはディズニー映画でありまして、ディズニーと言えば、シンデレラのようなお姫様ストーリーは定番。
ところが今回のお姫様役はディズニー映画始まって以来のアフリカンアメリカンのお姫様。
初の黒人大統領が誕生した昨今、映画の世界もいよいよ様変わりと言ったところでしょうか?
さて、ストーリーは貧しい家庭に育つ、娘が主役。
いつしか自分のレストランを持つのが夢の娘は仕事を掛け持ちしながらお金をためる日々。
そんなある日、外国の王子様がニューオリンズにやって来ることを知ります。
ニューオリンズの大富豪の娘は王子様との結婚をたくらみ、自分の屋敷で歓迎パーティを開くのですが、娘は料理の腕を買われ、雇われるのです。
さあ、ここからは映画をどうぞー。
私が最初にぶっ飛んだのは、スト―リーよりもドクター・ジョンの歌う「Down in New Orleans」が流れたこと。
いえーい、さすがはニューオリンズ!
こうでなくっちゃねー。
急にウキウキしちゃうのですが、ワニ(ワニが出てきます)が吹くトランペットもめっぽう腕効き。
昔のディズニー映画ならルイ・アームストロングを使うところでしょうが、これは最新作。
いったい誰なのか?
わかりましたーーー!
TERENCE BLANCHARDでしたーー。
そう、かのアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャースでもビシビシ吹いていたお方です。
テレンス・ブランチャードとはルイ・アームストロングもマルサリス一家もそうですが、当然ながらニューオリンズ出身!
しかも私と同い年(そんなことは関係ないけど)。
いやいや、ディズニー映画は音楽がいつも最高ですなー。
主題歌のニーヨはまあ今や全米代表だからしょーがないにしても、ブードゥーの魔法使いのお婆さんなんかあれっすよ、もうブルースブラザースの「think」を歌うアレサ・フランクリンを彷彿させる「Dig a Little Deeper」という歌を歌うし、もうたまらんですねー。
でもって最後はしっかり感動させてくれるのもやはりディズニー映画ならでは。
映画自体が面白いのでこれを観て、ついでにあなたもニューオリンズ音楽大好きになりましょー!