ルースターのネット事情。
2010年5月7日(金)
当店、荻窪ルースターのサイトの一日のアクセス数は毎月、月初が一番多くなります。
これはなぜなのか?
ルースター本店は2カ月分のライブ情報を月が変った1日に更新するのです。
たとえば5月1日になると6月のライブスケジュールが発表されます。
で5月になると「6月は誰が出るのかな?」と思ってサイトを見てくださる方が多くなる。
ということで月初のアクセス数が一番高いというわけなのです。
うーん、ありがたいことですなあ。
お客様は神様です。
ほんと。
だって、ライブハウスの翌月のスケジュールを月が変わるたびチェックしてくれるって、言ってみれば「お、明日は新しいテレビゲームの発売日じゃん。明日の朝イチでヨドバシカメラに並ばなきゃ!」っていう行動と似てますよね。
あ、似てません?
そこまでじゃないか…。
まあ、そこまでじゃないにせよ、当店には期待大のライブスケジュールがあるってことですなあ。えへん!
でもですね、それよりすごい方々がいるんです。
それはどんな方々かと言いますと、当日のライブの空席情報をメルマガで受信してくださっている方々です。
ルースターのメルマガはその日の出演者と空席情報と短い解説をダジャレ付きで毎日夕方の5時に送信しているのですが、これを毎日受信してくださる方々が多くいるのです。
ダジャレ付きですよ。
すごいありがたいです。ダジャレに耐えて毎日受信してくれるのですから…。
でもってですね、最近「twitter」なるものが大流行でmixiよりも加入者が増えているとか…。
うーん、それならばと当店もtwitterに参入してみたわけです。
今のところ、メルマガの情報と同じように毎日夕方にその日のライブ情報をつぶやいて(これtwitter用語です。実際はつぶやいているのではなく文字を打っています)いる状態です。
メルマガよりも気楽なのでぜひチェックしてみてくださいまし。
こちらは文字数の関係でダジャレもありませんから。
ogikuboroosterというのがそれです。
しかし、これで万全ではありませぬ。
これでは特定の方々にしか情報が届かないからです。
そこで最近、教えてもらって急に気になったのが「ユーストリーム」。
これyoutubeみたいなものなのですが、リアルタイム動画配信とでも言いますか、つまりライブをそのまま生中継できるってものなのです。
世の中どんどんすごいことになっていますねー。
当店、荻窪ルースターは音楽こそ古いスタイルばかりですが、なんとか時代についていきたいと思いますぞー。
しかし、昔は私がスケジュール表を封書に切手を貼ってお客様に送っていたのですが、時代は変わり、すっかりネットの社会になりましたなあ。
いよいよ始動!
2010年5月8日(土)
わお!
このURLを見てください!
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E7%9B%9B%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A1%93-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%AA/dp/4780801451
いやー、めちゃくちゃ長いですなあ…。
これ何かと言いますと
じゃじゃじゃーん!
「ライブハウスオーナーが教える 絶対盛り上がるライブステージング術」 (単行本(ソフトカバー))
佐藤 ヒロオ (著)
のアマゾンのURLなのです。
つまり!
私の著書のアマゾンのページであります!
内容紹介を抜粋するとこんなでした!
ライブに必要なのは演奏だけじゃない!
日本で初めてのステージング教本。
身内のお客さんはもちろん、 一見さんも楽しませたいバンドマンのために、
日本を生演奏天国にしたいと夢想する「荻窪ルースター」オーナー・佐藤ヒロオが教える
お客の心をグッとつかむMC&ステージング術。
あなたのライブが日本を変える!
著者について
佐藤 ヒロオ(サトウ ヒロオ)
1962年生まれ。AB型。おとめ座。
1997年荻窪にライブハウス「音楽食堂・ルースター」を開店。
2005年2号店「Rooster NorthSide」を開店。
http://ogikubo-rooster.com
雑誌・タウン紙などに執筆ほかテレビ・ラジオなどのメディアにも多数出演。
著書に『荻窪ルースター物語』(ポット出版、2006年)がある。
いやいや、大それた感じでけっこうでございます。
ちなみに発売は5月20日なのでアマゾンでは予約受付中となってますね。
全国の一般の書店でも大きなところにはあるはずですよ。
目指せベストセラーですなあ。
もしもピアノが弾けたなら。
2010年5月12日(水)
当店、荻窪ルースターにはピアノがあります。
本店にはグランドピアノ、そして2号店にはアップライトピアノです。
ジャズとかやっているお店なら生ピアノは必需品。
なので自慢のひとつにもなりません。
きっと、「私の家にもピアノはあるわよ」という方も多いと思います。
私の実家にも2台ありますぞー。
ところがですねー、ライブハウスで使うのと家で使うのでは同じピアノでも大きく違いがあるのです。
それは何かと言いますと!
自宅のピアノは死ぬほど強いタッチで弾かない。そして弾く人は決まっている。
それに対してライブハウスのピアノはドラムとベースやエレキギターなどと一緒に弾くのでタッチも強くなりがち。
しかも、弾く人は毎回違うのです。
普通、自宅のピアノは調律は年に1回するかしないかですが、ライブハウスの場合は極端に言えば、ピアノが入る日は調律するのです。
それと驚くでしょうが、ピアノの弦が切れたりすることもよくあります。
さらに言うと、普通はそこまでご存じないのですが、弦を叩くハンマーの劣化はひどいもので、クラシックの方々が見たら「どう弾いたらこうなるの?」と思うこと間違いなし。
そしてそのハンマーの位置も微妙にずれてしまいがち。
こんなことは自宅のピアノではあり得ません。
信じられないと思いますが、ライブハウスではピアノは消耗品なのです!
がーーーーーーん!
ピアノの弦は、ギターのように自分で取り替えませんし、ハンマーは時には削ってもらわねばなりません。
しかし、削るといっても限度があり、これ以上は削れないとなれば、ハンマー自体を交換せねばなりません。
自宅のピアノは買ったらお金は次回の調律までかかりませんよね。
でもライブハウスのピアノは維持費が膨大なのであります。
ああ、そろそろ本店、2号店とも調整してもらわねば…。
調律のいらぬデジタルピアノにすれば維持費は激減するとはわかっておりますが、やはり生ピアノでなければならぬ理由はかるく10個は思いついてしまいます。
うーむ、最近はライブハウスも増えているようですが、皆さんちゃんと調整してるかなあ…。
5月は子供の日ーで酒が飲めるぞー。
2010年5月16日(日)
よく当店に飲みに来るBさん51歳のお話です。
Bさんは音楽好きでお酒好き、おまけにおしゃべり大好きで、しゃべり出すと止まりません。
よく「地球は自分を中心に回っている」と言う人がいらっしゃいますが、Bさんはその典型的なタイプかもしれません。
さて、そんなBさんが昨日、こんな話をしていました。
「いやー、天気がいいもんだから今日は森林浴してきたよ」。
「おー、それはいいですね」と私。
「佐藤君も地下の店ばかりにこもってないでたまには森林浴とかしたほうがいいぞ」。
「そーっすね。行きたいなー」。
「俺みたいにたっぷりマイナスオゾン取り入れてさ!」
「???」状態な私はこう言ったのです。
「それマイナスイオンじゃなくて?」
Bさんはめちゃ身体に悪そうな話しをすると「それじゃ今日は帰るか」と立ち上がりました。
しかし、お酒が回っていてもうフラフラです。
しばらくして「大丈夫かなあ…」と思い、店の外に出てみるとどうやらタクシーを止めようとしています。
後ろから様子を伺っているとあれ?
タクシーが通り過ぎてから手を上げているではありませんか!
いやいや、みなさんお酒は飲み過ぎに注意ですなあ。
ブルースハープを聴こう!
2010年5月18日(火)
ブルースハープってご存知でしょうか?
わかりやすくいうと、フォークシンガーが首にホルダーを付けて吹いているあれです。
あの小さいハーモニカがブルースハープなんですが、実はフォークシンガーの方々が吹くとフォークになっちゃう。
ボブ・ディランとかがやったように長渕剛も吹いて、そして今どきの若者も同じような使用法をしているのです。
これって専門用語でいうところのファーストポジションで吹いているのでフォークっぽくなるのです。
しかも、フォークの方々はコードとかCをそのままCで押さえているのでめちゃフォークになる。
ではブルースで使う場合はなぜブルースのフィーリングになるのでしょう?
またまた専門用語ですが、主にセカンドポジションでハーモニカを吹くからなのです。
キーがCならFのハーモニカを使う、これがセカンドポジションです。
さらにギターのコードもブルースのコードを使うのでもろにブルースになる。
きっとフォークの人たちはそれを知らずにそのままファーストポジションで吹いている方々がほとんどでしょう。
さて、もうかなり昔の話ですが、「天才たけしの元気が出るテレビ」という番組がありました。
そこにある日、ハーモニカの少年が出演。
演奏したのはブルースでした。
私はそれを偶然見ていて涙したのを覚えています。
その後、かのアメリカのアポロシアターにも出演し、喝采を受けるなど、世間からは天才ハーモニカ少年などと呼ばれるようになったのです。
その少年の名は千賀太郎君。
当店にも出演していたのですが、しばらくぶりにばっちり大人になって戻ってきました!
以下が詳細です。
5月21日(金) はもにか道場 CHARGE:3000円
妹尾隆一郎(vo.hrm) 千賀太郎(vo.hrm) 小出斉(vo.g) 田村博(pf) 大西真(b) 波田野哲也(d)
どーです?
知っている人にはぶったまげる企画だと思いますよ。
日本のブルースハープのパイオニアである妹尾隆一郎さんと千賀太郎君の直接対決ですから。
ぜひ感動しに来てくださいませ。
QUEENやります!
2010年5月19日(水)
ついにその日が今月末にやってきます!
当店、ルースターの歴史始まって以来のその日が!
どっかーん!
QUEENのカバーナイトであります!
当然ながらクイーンをご存じない日本人はいないと思われますが、そもそもクイーンはどこの国よりも最初に大ブレイクしたのが日本でありました。
これはクイーンのメンバーも言ったとか言わないとかであります!
さらに驚くべき事実があります。
2005年時点でのお話しですが、クイーンのアルバムは、全英アルバムチャートで27年間もずっとチャートインしているのです。
さらにその筋の話ではイギリスの不特定の多くの方々にアンケートしたところによればもっとも「あなたが過去100年にさかのぼり一番好きな曲は?」に対し、堂々の1位にクイーンの曲があげられたというではありませんか。
さあ、もうルースターに席の予約を入れねばなりませんよ。
日本にもいくつかのクイーンコピーバンドが存在していますが、ルースター本店は彼らによって名曲の数々が再現されます。
どうぞお楽しみに。
■5月31日(月) 本園太郎 Monthly 七変化 act.3 「QUEEN」
CHARGE:2500円
場所 ルースター本店
本園太郎(vo.g) Yu-Ya(g) 野崎洋一(key) 河野充生(b) タカノハシアキラ(d)
幼少時期より洋楽邦楽にのめり込み、気が付けばあらゆる音楽をばっちり再現する能力が人一倍に。第1回目は「ビリー・ジョエル」、2回目は「チューリップ」。第3回目はなんと「クイーン」!クイーンならまかせとけという強力ミュージシャンが大集結。ファンならずとも必見の完全入魂ライブ。感動しに来てください。
本日発売!
2010年5月19日(水)
実は本日、東京の有名書店で私の著書が発売になりました。全国発売は明日。
タイトルは
『ライブハウスオーナーが教える 絶対盛り上がるライブステージング術』ポット出版 1680円(税込)
なんで本を出したのかと言いますと、長年に渡って毎晩プロミュージシャンのステージングを見てきたわけですが、なんと「盛り上がるライブには定石がある」ことを知ってしまったからです。
このライブステージングの方法をとれば、見知らぬお客さんまで楽しませることができるようになるのですが、実は「これまで誰もそんなことを発表していなかった」のでした。
おそらく日本中のライブハウスに出演している方々のほとんどが知らずに過ごしてきているはずです。
なので盛り上がるかどうかはライブをやってみなければわからない人が多いはず。
なんともったいないことをしているのでしょうか!
言ってしまいがちな言ってはいけないMCの数々を平然と繰り出してしまう人がなんと多いことか!
しかし、これさえ読めば、あなたのライブが変ります。
ライブをやっている皆さん、ぜひ読んでみてください!
あなたのライブが毎回超ハッピーになるはずですぞ。
アマゾンでもすでに発売中ですー。
ノースサイドの変貌。
2010年5月20日(木)
荻窪ルースターの2号店、ルースター・ノースサイドにこのたび新しい楽器を導入してしまいました!
ヤマハのデジタルグランドピアノ DG-7であります。
悩みに悩んだ末の決断でありました。
どうしたってピアノは生ピアノに限るからです。
しかーし!
クラシックだったりソロで弾く場合は当然そうなのですが、これがドラムやエレキギターなどと一緒に演奏する場合、生音をマイクで拾うとなるとどっちがいいのか?
私はこの勝負の軍配はデジタルグランドピアノにあげてしまうのです。
たとえばです。
ピアノの弦は左右約1メートル50センチに並んでいます。
これをマイク2本で狙う場合、ピアノ以外に何も楽器がなければ離れてマイクを設置すればきれいに録れます。
しかし、同じ状況でドラムとか入ると、それはもう無理。
ゆえに弦の近くにマイクを持って行きます。
ところが1メートル50センチの幅に並ぶ弦ですからマイクに近い弦と遠い弦が出てしまうのは当然。
なので普通のマイクだけではライブに不向きな音量のバンドの場合、並行してピックアップマイクなるものを使います。
ピックアップマイクは振動を音に変換し、それを増幅するのでエレクトリックピアノ風の音になってしまう。
でもあきらかにそういう日ばかりなんです。
ならば、そもそもヤマハのグランドピアノの音をそのままラインでPAスピーカーから出せるデジタルグランドピアノのほうが明らかにライブに向いているのではないだろうか?
こういう発想です。
音と共に問題視されるのがタッチの違いがあります。
ところが、デジタルグランドピアノは生のグランドピアノと同じ鍵盤の構造、つまりハンマーを採用しているのです。
しかも鍵盤の重さも設定可能!
さらにヤマハの場合、鍵盤はヤマハのグランドピアノと同じものだそう。
他社の場合はエレピと同様の鍵盤。
もっと言うのならば、これまで生ピアノと言えども弾き手が聴く音は生だけでは聴こえないため、モニターから返しているのでありますが、これがなんと前述したように増幅したエレピのサウンドみたいな音になっていたのです。
しかし、デジタルグランドピアノは弾き手に返すモニターの音までグランドピアノの音!
こうなれば弾き手も今までよりも心地良い。
そしてなんと言ってもこれまでかかっていたメンテナンスの費用と時間が無くなります。
よくピアノは一生ものだと言いますが、ライブハウスでは消耗品で維持費もけっこうかかるのです。
これまでよりも出音は良くなり、維持も楽。
どうですか、いいことばっかりでしょー?
そーです。
私はこう書くことで自分を納得させているのであります。
本当は長ーいグランドピアノにはかないませんもの(笑)。
驚きました。
2010年5月25日(火)
恥ずかしながら今日、福岡から帰って参りました。
近しい関係のめでたい宴があったのです。
いやいや福岡のテレビを見ておりますとローカル色あふれていていいですね。
久しぶりの感覚です。
当店でもお馴染みの越田太郎丸さんがCMに登場していました。
もちろん写真で動いておりません。
地方ならではのCMですから。はい。
でもって食べまくりの3日間でしたなあ。
さて、さきほど「どーなってるかな?」と自分の著書のアマゾンでのランキングを確認してみると。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
ポピュラー音楽部門でなーーーんと1位!
目を疑いますなあ!
「ライブハウスオーナーが教える絶対盛り上がるライブステージング術」
三日天下か? もしくは1時間天下か?
皆さんのおかげです。
どうもありがとうございましたー!