Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

ほかの胃薬へのリンクはページ下部にあります。

シミズシステム。

2016年4月5日(火)

今月はシミズシステムです。
ルースター本店に限りまして今月はシミズさんが2杯目、無料です。
これは名字ランキング1位からやっていますが、シミズさんで20位まで来ました。
それ以前は女性の名前で行っておりましたが、その発端は実は?
はい。
一番最初は「水着システム」でした。
水着で来られたら全品無料だったのです。
その次が「セーラー服システム」。
これも同じく全品無料!
しかし!
該当者はありませんでした。
このふたつ、復活すべきか悩むところです。

ライブハウス・お客さんの年齢層は?

2016年4月8日(金)

ライブハウスと言われて思い浮かべるのがどんなライブハウスでしょうか?
実はライブハウスにはいろんな種類があります。


10代、20代の方々が多くいるのはアマチュアバンドやインディーズバンドが出ているロック系ライブハウス。
若い人達ですと周りにはライブハウスに出ている人がいたりしますよね。
初めて行ったライブハウスは友達のバンドだったという方もけっこう多いのではないでしょうか?


友達が出ているというライブハウスは一晩に何バンドか出ている対バン方式が常。
チケットはバンドが自分たちで売っています。
食べ物はあまりなく、ドリンクは紙コップだったりします。

20代、30代となると、友達だけが出ているロック系ライブハウスの他にちょいと有名なライブハウスにも行ったりするでしょう。
海外からのミュージシャンや国内でも有名なミュージシャンはホールではなくライブハウスで演奏する機会が少なくありません。

多くの場合、ライブハウスの形式はロックのライブハウスに似ています。
でも立派だったり、広かったり。
チケットは多くの場合はチケットぴあ、チケットローソンなどで買えます。
ミュージシャンが手売りすることはほとんどなくなります。
しかし、多くの場合、立ち見です。

10代から30代の多くの方々はライブハウスというとこういうライブハウスを思い浮かべると思います。
ここでしばらくライブハウスに行かなくなると30代以降は何歳になってもライブハウスは若い人がいるところというイメージになったまま。

では30代、40代、50代、60代、70代はそれぞれどんなライブハウスに行っているのでしょう?

え。70代なんかライブハウスとか行くの?

そう思うかもしれませんね。
実はそれぞれの年齢層でそれぞれがライブハウスで楽しんでいます。

大きく分けると、ライブハウスは若者向けと大人向けに分かれます(混在する場合も)。
その数は若者向けライブハウスよりも数が存在します。

若者向けは前述いたしましたのでそれ以外のところをちょいと解説いたしましょう。

大人向けライブハウスとはどんなところでしょうか?
前述の大きなライブハウスにもまれに懐かしいミュージシャンが登場すれば客席は大人だらけにもなりますが、そういうところは若者向けのスケジュールのほうが圧倒的。

大人向けライブハウスは若者向けとまるで違います。
一番大きな違いは客席にテーブルがあります。
それと飲み物は紙コップではありません。
ボトルで飲めるところも多く、どちらもお店も食事ができます。

音楽好きな大人はさすがに大人なので自分のお気に入りのライブハウスを見つけています。

あまりにもスタイルは多岐に渡りますのでちょいと強引に分けてみます。

◎ジャズ系ライブハウス
◎オールディーズライブハウス
◎ブルース系
◎ブラックミュージック系
◎カントリー系ライブハウス
◎シャンソニエ
◎ラテン系
◎ブラジル系
◎民族音楽系
◎ビートルズ専門店
◎レストラン系
◎バー
◎アイリッシュパブ系
◎居酒屋系
◎民謡系
◎カフェスタイル系
◎ポップス系
◎ラウンジ系
◎キャバレー系
◎大人ロック系

いやー様々ですね。
これそれぞれ山のようにあります。
生演奏をやっているけれどロック系ライブハウスとは見栄えが違うので、ここライブハウスなの?
そう思われそうなお店もいっぱいです。

上記のなかで最も多いのはジャズ系です。
頻繁にライブをしているところを含まなければジャズ系だけでも全国に1000軒くらいは軽くありそうな気がします。

ずらっと並べましたが、ジャズの店でもその他のジャンルをやらないわけではありません。
ラテンもブラジル音楽もやったりします。
そのジャンルの専門店もあります。

さらに大きく分けますとこういうことにもなります。

ファンが見に行くお店と誰もが気軽に入ライブを聴けるお店。
そしてファンも一般客も混ざるお店。

一番下にロック系ってありますが、大人向けのロックのお店も案外多くあります。
中には演奏に参加できるセッションデーを設けているお店も。
大人向けロックの店があるのは明確な理由があります。
実は1960年代、70年代のロック黄金期に青春だった方々はもうすっかり大人。
かつては若者だった方々ももう50代、60代の大人になっているのです。
ゆえにそういう世代の方々が集える場所なんですね。

これそれぞれを解説すると本1冊じゃすまない量になりますゆえ。
今回はこの辺に。

ちなみに当店、荻窪ルースターは30代、40代、50代、60代、70代と幅広くお越しいただいております。
一番多いのはおそらく50代から60代。
出演者の年齢もその前後。
有名なプロミュージシャンが連日出演。
ファンの方のみならず、全国から一般のお客様がいらっしゃいます。
チケット方式ではなく、ふらっとお越しいただいても大丈夫ですし、席の予約も受付ています。

2号店、ルースターノースサイドは激安貸切ライブの専門店なので大人のみなさんが貸切ライブを楽しんでおられます。
毎週月曜日はブルースセッションを行っています。
貸し楽器もありますので会社帰りに手ぶらで寄る方も多くいらっしゃいます。

というわけで何歳になってもあなたにピッタリなライブハウスがあります。
ぜひ行ってみてください。

ライブハウスとコピーバンド。

2016年4月9日(土)

ライブハウスでコピーバンドが演奏することについては2種類の考え方があります。
今日はそこらをちょいと書いてみます。

実はコピーバンドについてはふたつの考え方があります。

たとえば日本で有名なABCというバンドがあるとします。
そのABCが大好きな若者が集まってコピーバンドを組みます。
これがよくあるパターンのコピーバンドです。
これに対してオリジナル曲をやるバンドもいっぱいいますよね。

おじさんたちでもベンチャーズやビートルズなどのコピーバンドもいっぱいいます。
おじさんたちは別にデビューを目指しているわけではありません。
日曜日にゴルフに出掛けるお父さんもプロゴルファーを目指しているわけではないのに一生懸命です。
それと同じです。


さて、もうひとつはお客さんの喜びそうな曲を取り上げて演奏するバンドです。

我々の業界では実はコピーというか有名曲のカバーをするのは普通。

ところが逆にアマチュアバンドが出演するライブハウスではコピーバンドは1割もいないのではないでしょうか。

これなぜなのか?

わかりやすく言いますと、アマチュアバンドやインディーズバンドは「自分たちのオリジナル曲で勝負したい」と思っているからです。
アマチュアバンドが出るライブハウスのブッキングの方も「君たちはオリジナリティーがもっと必要だ」とかアドバイスをしているかもしれません。
新しくデビューする若いバンドもコピーバンドということはほぼありません。
ゆえに、夢と希望をオリジナル曲にのせて演奏していくわけです。


これに対してまったく発想が逆なのが大人向けのライブハウスです。

大人向けのライブハウスではコピーバンドだらけなのです。
大人向けライブハウスとは何かについては
http://ameblo.jp/ogikubo-rooster/entry-12148173427.html
ここに少し書いています。

面白いもので大人のバンドはお客さんの喜ぶ曲を演奏する傾向が強くなります。
これはプロバンドでもそうです。
ファンや友達だけが集うようなライブハウスではなく、一般のお客さんがやってくる場所では9割はコピーバンドです。

実はコピーバンドにも種類があります。
コピーではなくカバーという言い方に変わりますが、ジャズの店なんかですとスタンダードと呼ばれるジャズの代表曲が取り上げられることは常。
その曲をいかに自分たちの味にするかみたいなところで勝負みたいな感じです。
お客さんはそれをわかっていて、その味わいを楽しんでいます。

上記のリンクのページをごらんいただくとわかりますが、若者向けライブハウス以外はほぼ有名曲を中心としているのです。
もちろん、オリジナルをやれるライブハウスもいっぱいありますが、そのライブハウスでさえも有名曲を多くやっているはずです。

お客さんが喜ぶ曲を選ぶ理由にもいくつか理由があります。
たとえば、「そういうものだから」と常識となっているバンドやお店が多くあります。
オールディーズのライブハウスなんかはそういう感じです。

ジャズのお店はオーナーの趣向に大きく左右されます。
スタンダード中心のお店もあれば、個性溢れるオリジナルをやっている人が出演するお店もあります。

そもそもプロミュージシャンってテレビに出ているとかCDが売れているとかそういう人だけを指すのではなく、生演奏を仕事にされている方も含みます。
仕事で演奏しているのでお客さんの喜ばない曲はできないのですよね。
喜びについてはこれまた幅広くなりますので単純に「いえーーーーい」って盛り上がることだけを指すわけではなくなります。

ちょっと横道にそれました。
要はオリジナル曲とコピーがどっちがどっちというわけではなく、どんなライブハウスなのかで出演者も変われば、曲も変わると考えてもいいかもしれません。

ちなみに私はあんなに行ったり出たりしたロック系ライブハウスには大人になってからは行かなくなりました。
逆に座って飲んだり食べたりできる大人向けのところには山ほど行くようになりました。
あ、武道館や東京ドームは別ですよ。
でも若い頃から聴いているミュージシャンを聴きに行くので周りはおじさんだらけになりますけど。
やはり年齢によって居心地の良い店は変わるものですね。

当店、荻窪ルースターも大半は有名曲カバーです。
ジャズの日もあれば、ブルースだったり、昭和歌謡だったりさまざま。
店主、私の好みではございますが、いろいろ面白くてたまりませんゆえ。

那覇のライブハウスに3軒行ってみた件。

2016年4月14日(木)

齢53にして人生初の沖縄。

那覇にある3つのタイプのライブハウスにお邪魔して来ました。
最初に訪れたのはジャズクラブ。
国際通りから少し入ったところにある「パーカーズムード」。
この日の出演はボーカルの安富祖貴子さん。
2012年にブルースカーニバルで聴いて以来。

こちらはいかにもという感じのジャズクラブ。
地元のジャズファンと観光客が混在して大人の雰囲気。
オーダーはタブレット。
演奏を聴いている方々に配慮して会話をはぶくシステムなのですね。

2軒目は国際通りど真ん中「ライブハウス島唄」。
出演はご存知、ネーネーズ。
150席ほどあろうかという店内は観光客がメインっぽい気がします。
ネーネーズのMCは楽しく、方言の説明や上手なコールアンドレスポンスで観光客のみなさんは最終的には踊らされてしまいます。
料理は沖縄料理でとても美味でした。

3軒目はオールディーズライブハウス「Gala」。
入ったらサンタナをやっていて「うおー」と喜んでいると次はヴァンヘイレン!
こちらは観光客ではなく、地元のお客さんがメイン。
リクエストもオーケーで、「ハイウェイスター」をオーダー。
お見事!!
隣のテーブルのお客さんにダンスを誘われたりして超楽しかったです。

というわけで3つのタイプのライブハウスに行ってみました。
それぞれがそれぞれの持ち味でさすがは沖縄。
音楽が生活の中に溶け込んでいます。
観光客の私もすっかり楽しませていただけました。

沖縄にしっかりとあった基本と理想。
これをはっきりと見られたことで、気持ちも新たにがんばっていこうと思えたのであります。
今回の旅でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

中高年のライブハウス?

2016年4月21日(木)

ライブハウスにもいろいろありますが、あまり貸切専門店は見かけません。
当店の2号店、ルースターノースサイドは約10年前に貸切専門店としてオープンいたしました。

普通にバンドのライブはもちろんのこと、音楽教室の発表会や各種パーティーにご利用いただいております。
年齢層は割と高め。
30代から60代のご利用がほとんどです。
いわゆるおやじバンドも多く、還暦前後のおじさまたちが熱演されています。

みなさん、なぜルースターノースサイドを選ばれるのか?
それはおそらく以下の理由によるものです。

まずは料金が安いこと。
一晩34800円から貸切できます。

次にテーブル席であること。
若者ならばオールスタンディングでダイブといったところかもしれません。
しかし、大人は座って見たいのです。

また、メニューが豊富なのも選ばれる理由かと思います。
ロックのライブハウスですと料理やおつまみも無いし、飲み物も紙コップ。
大人のみなさんは当然、こっちのほうが喜ばれます。

中高年で貸切される方はまず自分たちよりもお客さんのことを優先されるケースが多いのですが、その場合、さすがに立ち見の場所は選ばれない。
そういうことなのだと思います。

で、昨今増えてきているのが実はパーティーコース。
これは3時間で飲み放題とパーティーフード付きでお一人様3500円というもの。

これまで居酒屋の大部屋を貸切していたのを切り替えてルースターノースサイドにするという幹事さんが増えてきたのです。

居酒屋さんには居酒屋さんのいいところがあります。
でもルースターノースサイドだと、座敷ではなく椅子席。

女子のうけが変わるのです。
それにステージでマイクが使えるので、ちょっとした出し物や一発芸なんかもスポットライトを浴びられる。

これは居酒屋さんにはできないので、なにか出し物をやれる場所があったらいいのにという要望にぴったりだったのですね。

というわけで、あなたも何かルースターノースサイドでやってみませんか?