Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

ほかの胃薬へのリンクはページ下部にあります。

おすすめ映画ですぞ。

2009年9月1日(火)

いやー、やっと「キャデラックレコード」を観てきました。
なにそれ?
っていう方は以下のサイトをチェック!

http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/


ブルース好きの人は120%見なければですし、ロック好きな人は200%見なければならない映画でしょう。

映画「ドリームガールズ」も「RAY」も「永遠のモータウン」もそうでしたが、舞台裏を見せまくり。

ブルースも商業ミュージックに利用されたことがよくわかります。

しかし、あれですな人間、がんばるとそれなりのことがあるかもですなあ。

でも調子にのらず自分を忘れないことが大事なのかも。

東京のライブハウスシーンを思いっきり変えてみたくなりましたぞ。

おかげさまで12周年!

2009年9月3日(木)

みなさまのおかげで9月18日に荻窪ルースター本店は12周年を迎えます。
12年と言いますと干支が一巡です。

小学校に入学してから高校を卒業するまでが12年ですから、そう考えると長いのですが、ライブハウスとしてはそうは長くはない。
ただし、逆に言えば、これからの未来は長い!
世の中、創業は江戸時代なんていうお店もありますゆえ、あと300年くらいはやりたいです。

そしてその頃までには本当に全国ルースターグループを作り上げたいと思います。
うーむ、なんとか見届けるすべはないものかなあ。

ちぇきらうと。

2009年9月15日(火)

いよいよ今週18日の金曜日に12周年を迎えます。

この日はルースター本店マスターの私(ぶちかま志郎)率いる左足ブラザースが皆様のお相手をさせていただきますよ。

もちろん、このほかにもめったにないライブがございます。

9月17日(木)はサックスだけの4人組サキソフォビア。

20日(日)はホトケ&コテツ&ヤンシー。

22日(火)は宮之上貴昭(g)吉岡秀晃(p)岡淳(fl.ts)稲垣護(b)太田耕平(ds)

★10月も珍しい顔合わせがあります。

6日(火)は 細野義彦(g)櫻井哲夫(b)大槻“KALTA”英宣(d)

12日(月)は アメリカからチャーリー・マッコイ来日です。

13日(火)は naoe(vo)都筑章浩(perc)奥山勝(pf)伊藤寛康(b)松原由紀子(fl)

18日(日)は ぶちかま志郎(vo.b) 長澤紀仁(vo.g) matumonica(vo.hrm.g) 山本のりこ(vo.g) 前田優子(vo)IWAO(vo.ukulele)

24日(土)は京都から クンチョー(vo.g)田中晴之(vo.g)小竹直(vo.g)小竹親(d)

28日(水)はデキシーランドジャズ
     青木研(banjo)加藤人(tuba)小森信明(cornet)薗田勉慶(tb)渡辺恭一(cl)東城弘志(d)

30日(金)は里見紀子(vin) 安井さち子(pf) 池田芳夫(b)

どうぞお楽しみに。
2号店ノースサイドもどえらいことになってますのでちぇきらうとですねー。

ブラジルを知ろう。

2009年9月19日(土)

ブラジルというと皆さんは何を連想されるでしょう?

サッカーですか? 珈琲豆ですか?
それともボボ・ブラジルでしょうか?

私の場合はやはり音楽です。
でもブラジルにはいろんな魅力がいっぱい。
映画もそのひとつです。

実はブラジル音楽祭なるものが毎年開催されていて、今年で5年目だそう。
昨年がちょうど交流100周年だったのです。

というわけで知らなかったブラジルの魅力をこの映画祭で体験してみてはいかがでしょう?

2009年10月3日(土)から渋谷シアターTSUTAYAで、10月10日(土)からは大阪のシネ・ヌーヴォで開催です。
詳細はHPをどうぞ。
http://www.cinemabrasil.info/fcb2009/jpn/index.html


ちなみに当店でもおなじみの7弦ギターの阿部浩二さん、パーカッションの福和誠司さんらが出演するドキュメンタリー映画は以下。

「ペルティフィカンド〜僕の中にあるブラジル音楽を辿る旅〜」
10月8日(木)18:40〜20:45  東京: 渋谷  シアターTSUTAYA
10月15日(木)20:10〜22:15  大阪: シネ・ヌーヴォ

一人で飲みたい時。

2009年9月20日(日)

皆さんは「ウチ飲み」をする派でしょうか?
それとも外で飲む派でしょうか?

もし外で飲むのならばそれはひとりでも飲みに行くでしょうか?

もしもひとりで飲みに行くのならば、どこかの常連になられているでしょうか?

と、ここまで書いてみて思うのです。

常連になっているお店がなければひとりで飲みに行くのはちょい寂しい。
でもウチ飲みはもっと寂しい。

ならば!

生演奏を聴きに行くというのはいかがでしょう。

ちなみに当店には皆さんめちゃひとりで来てます。
女性一人もです。
しかも年齢層は20代から60代までまんべんなくです。

これ、音楽好きなのはもちろんなのでしょう。

でも実は、それだけではないものすごい効果がそこにはあるのです!

普通、あまり行ったことのない飲み屋でひとりで飲んでも「最高だぜ」とはなりません。

しかし、ライブは来られているお客さんをず楽しませてくれます。
もちろん、それはどこのライブハウスでもそうではありませぬよ。

東京に出張というあなたも単身赴任のあなたも、観光のあなたも、そしてなにより東京に在住のあなた。
ライブハウスで飲みませんか?

ちなみに当店荻窪ルースター本店ははじめてのご来店大歓迎であります!

よっ! 日本一!のジャイブマン!

2009年9月23日(水)

皆さんはジャイブという音楽のジャンルがあることをご存知でしょうか?

その代表はやはりルイ・ジョーダンでしょうか。

さて、ジャイブとは大きく分けるとジャズとブルースの要素を盛り込んだ音楽なのですが、それだけでなく歌詞も楽しく、さらにエンターテイメント性が高い。

ライブではその本領が発揮されるジャンルでもあります。

近いところでジャンプブルースというのもありますが、こちらの代表は「吾妻光良&スウィンギンバッパーズ」。

どちらも楽しい音楽であります。

楽しいライブといえば、その昔、「ダディ竹千代と東京おとぼけキャッツ」というバンドがありました。
(ダディさんは現在は新橋でライブハウスを経営されておられます)

それからウシャコダというソウルバンドも忘れてはなりません。ギターとベースの空中楽器交換などは伝説です。


日本には伝説の楽しいバンドがあったり現存したりするわけですが、実は大変です!


吾妻光良とスウィンギンバッパーズにゲスト参加したり、東京おとぼけキャッツのメンバーであったり、ウシャコダのメインボーカルであるというとんでもない日本を代表するジャイブマンがいるのです。


その人こそ藤井康一さん。


なんと明日の当店、ルースター本店のライブはその藤井さん率いるリトルジャイブボーイズの登場です!

さあさあ皆さん、この超楽しいジャイブというジャンルのバンド、見たくはありませんか?


9月24日(木) ウクレレ演芸ジャズ 2500円
リトルジャイブボーイズ:藤井康一(vo.ts.ukulele)照本史(p)恵福浩司(b)
ゲスト:Moccoly(アフリカンダンス)

皆様のお越しをお待ちしております。

遠い記憶をたどるの巻。

2009年9月24日(木)

昭和37年生まれの私が初めて自分のという認識でレコードを聴いたのはおそらく何かの付録でついてきたガメラのソノシート。
赤いビニールのペラペラしたソノシートは当時の付録の流行だったと思います。

お小遣いで買った最初のレコードはレインボーマン。
「インドの山奥でー」であります。

まだ小学生でしたね。

その当時に家にステレオがあったのですが、これは父親が音楽の先生であったのでクラシックを聴くためでした。
私はレコードプレイヤーではなく、豪華なステレオでレインボーマンを聴いていたわけです。
もったいないことですなあ。

そういえば、私の子供時代と言うのはもしかしていい時代なのかもしれません。
というのも世の中、テレビが普及し、白黒からカラーへとだんだん変っていったころ。

「アイデアル」は白黒のCMでしたが「クイントリックス」のCMはカラーです(わっかるかなあ)。

今でも人気のウルトラマンや仮面ライダー、そしてそれこそ戦隊もののハシリであった5レンジャーや、ロボットもののハシリであろうマグマ大使やマジンガーZ等々…。
次々にヒーローが誕生していましたよね。

しかし、残念なのが、音楽です。
プレスリーからビートルズに変わり、そしてビートルズだらけだったヒットチャートがレッドツェッペリンに抜かれたあの時代、私は音楽などに興味を持っていなかったのです。

中学3年生でギターを始めてからは一気に音楽しかなくなりましたが、なんとももったいないことをしたものだと思います。
ウッドストックの映画も観たのは二十歳過ぎでしたし。

それでも今では東京でライブハウスを2軒経営する音楽バカになってしまいました。
しかもルーツものが大半です。
最新の若者音楽にはまったく興味ナッシング。
一番多い出演者の年齢層は50代!
いやはやこの先はどうなるでしょうねー。

もしかしたら、ござ敷いてこぶ茶でも出すライブハウスにいつしかなるかもですね。

チラシ配布のお方。

2009年9月25日(金)

昨日、チラシを置かせて下さいという方が当店にやってきました。

いえいえ、チラシを置かせて下さいという方は多いのです。
しかし無差別に配りまくるタイプの方々がほとんどでキリがありません。

しかも、「通りがかったんですけどチラシ置いてもらえますか?」というわけのわからん芝居系やバンド系の方々が多く、閉口してしまいます。

ところが、昨日の方はもろにターゲットを絞って動いていたのでした。

聞けば「中高年が集まるお店に行っています」とのこと。

うむ、わかっておるな。

で、何のチラシを持ってきたかといいますと!

じゃーん!

「紫 ライブイン東京2009」!

紫というのは1970年に沖縄で結成されたディープパープルのようなバンドであります。

チラシを見て、思わず「あ、レコード持ってますよ」と言ってしまいました(笑)。
ハモンドを沖縄から運んでライブするそうですぞ。

詳細はこちらでどうぞ。

http://murasakey24.com/1115/63/

ブルースハーモニカワークショップ!

2009年9月26日(土)

チャーリー・マッコイ(Charlie McCoy)というハーモニカ奏者をご存じでしょうか?

ロイ・オービソン、エルヴィス・プレスリー、ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、PPM、ジョニー・キャッシュ等々、多くのビッグネームと共演してきたナッシュビルのカントリー系ハーモニカ奏者です。

そのチャーリー・マッコイさんが当店荻窪ルースター本店でブルースハーモニカワークショップを行います。

2009年10月12日(祝) 荻窪ルースター本店
17:00 OPEN 18:00 START \3500
お席はメール予約で承ります。

おじさんたちよ何して遊ぶ?

2009年9月26日(土)

今、おじさん族は何をして遊んでいるのでしょう?
その昔、そうファミコンが無かった頃、私は野球少年でした。

昭和49年、長嶋が引退したころのお話です。
まだギターも始めていません。

将来の夢はプロ野球選手というのがクラスには大勢いたのです。

そもそも夢の選択というのは時代に左右されるはず。
今の子供たちの一番多い夢はなんでしょうか。

さてさて、長嶋の現役時代を知っているおじさんたちも今は草野球などして遊んでいる人はまれでしょう。
おやじバンドなる言葉もありますが、それとて一部。

居酒屋に行って飲んで帰るだけか、もしくは家でごろごろしているのか。

うーむ、そうだとしたらもったいない。

私は中3でギターを始めてから音楽一辺倒人生となりましたが、当時から聴いていたという方々を今や、目の前で聴いています。
しかも一年中毎晩ライブを聴いているのにそれでも楽しいのです。

毎晩そうしていると音楽の食指も好みのほうへとどんどんはまっていくのです。
それも幅を広げながら。

世の中娯楽は山ほどあれど、音楽となるとみなさん好みはそれぞれ。

しかし、よく昔からその人、もしくはバンドだけをおっかけるというタイプの方がいますが、あれももったいない。

その人を好きなってしまったがゆえに、その人だけをおいかける。
音楽は好きなはずなのに、そこでおしまい。
それでは音楽の楽しみは広がってないのではないか、と私は勝手に思います。

無論、そのお方はそれで幸せなのでしょうから、直接言うことはないのでしょう。
でもやっぱりもったいないなあ。

当店ルースターが映画とか遊園地とかと同じような場所になれたらいいのにと心から思います。
「この店、楽しいじゃん」。
そういうおじさんがいっぱい増えたらミュージシャンも大喜びです。
なんとかそういう時代にならないかなあ。

しゃべり好き。

2009年9月27日(日)

今度の水曜日はラジオでしゃべってきますよー。

調布FMの「午後のカフェテラス」という番組に1年ぶりに呼ばれました。

放送は9月30日(水)の午後12時から3時まででDJは明石千明さん。
おそらく2時からのゲストコーナーで登場となるはずです。

1年前に呼ばれた時は大人が楽しめるライブハウスについてしゃべり倒しましたっけ。

きっかけはDJの明石千明さんが当店での「庄野真代With浜田山ーず」のライブにお越しいただいたことからでした。

この前はウクレレのIWAOさんも出たそうです。


テレビとかラジオ番組は公開収録で無い限りはライブのステージとかと違って、お客さんが目の前にいないわけです。

つまりいわゆるお客さんの反応がまったくない状態。

ところが、これもまた面白い。

何が面白いのかというと、細かく決められた時間枠に次々どんぴしゃでしゃべりきる。
それも笑いを含めながらというのが面白いのであります。

しかも今回は生放送!

頭をフルに回転させなければなりません。

あのしゃべりきったという達成感は普段なかなか味わえないので、とても楽しみです。

さて、今度は何をしゃべって何のCDをかけてもらおうかなあ。
わくわくだー。

ちなみに調布FMは83.8MHzです。
聞える範囲の方はぜひぜひ。

やっぱりこんなことになっちゃった。

2009年9月30日(水)

今日は調布FMでしゃべって参りました。

DJの明石千明さんが軽快に「本日のゲストは荻窪のライブハウス、荻窪ルースターの佐藤ヒロオさんです。よろしくお願いしますー」と呼びこんでくれたのですが、まじめなラジオ番組なのに私ときたら。

「よろしくお願いします。1年さば、あ、1年ぶりですね」と答えるありさま!

のっけからこんなトークで滑り出してしまいました。

3曲ほど選曲して持ち込んだCDからまずはジャズピアニスト吉田桂一さんの「Departure」がかかった中での登場だったのですが、明石さんが「吉田桂一さんは10月10日にルースターでライブなさるそうですね」との問いかけに私は「よく知らない人なんですけどね」と答え、またしても大笑いされることに。

もちろん、その後、しっかりフォローさせていただきました。
すみません、吉田桂一さん(笑)。

今回はジャズについてのトークになったのですが、「ジャズクラブって敷居が高いイメージがありますよね」という明石さんの振りに「あれっすよ。プロレス行くみたいに、あ、違ったファミレス行くみたいな感覚で気軽に行って大丈夫なんですよ」とまたも大ボケ。

私はなぜか笑いをとってからしゃべる癖があっていけません。

ひとしきりしゃべりまくって次の曲は10月6日にカシオペアやジンサクでもおなじみのベースの櫻井哲夫さん、ドラムの大槻kalta英宣さんとライブをするギターの細野義彦さんの「SHOOT STRAIGHT」を流してもらいました。

その後、明石さんは「荻窪ルースターは温かい雰囲気ですよね」と言ってくれ、「まあ、店主の人柄でしょうか、ていうか抜け殻みたいなもんですけどね」と逆襲。

さらに「佐藤さんは本も出してらっしゃいますよね」と聞かれれば、「おかげさまで本を読んでいただいた方が北は北千住から南は南千住までお越しいただけるようになりました」など、終始こんな話を織り交ぜながら、しっかりまじめなお話も展開してきました。

最後にかけてもらったのは10月30日にバイオリンの里見紀子さん、ベースの池田芳夫さんと登場するジャズピアノの安井さち子さんのCD「エナモラーダ」から「NIGHT AND DAY」。

これであっという間に「佐藤さん、どうもありがとうございました」と言われ「え、もう終わりっすか?」と述べ、ゲストコーナー終了でした。

まあ、言うことは言ったので大満足であります(笑)。

しかし、生放送なのに1聞かれて10しゃべるマシンガントークの私を見事に仕切るDJ明石千明さんの力量と器の大きさに感服であります。

また呼んで下さいませー。