謹賀新年。
2007年1月1日(月)
皆様明けましておめでとうございます。
ルースターは1997年の9月18日にここ荻窪で開店して今年、2007年は10周年という年になります。
まだたった9年半ではありますが、それでも少しずつ前進してきたような気がいたします。
荻窪にライブハウスを開店させるも、たったひとりの知り合いもなくスタートしたのですが、今ではすっかりルースターのカラーも定着。
地元のお客様も訪れてくださるようなライブハウスになれました。
ライブハウスというイメージは大人の視点で見ると一般的には「若者や不良の行くところ」というものだと思います。
もちろん、ジャズクラブなどに出入りされている方にとってみればライブハウスには若者の集まるいわゆるロックなどをやっている店とジャズなどをやっている店とがあることは常識。
しかしながら、ジャズクラブの存在をご存じない方々にとってみれば前述のようにライブハウスは不良とか怖いイメージがあると思うのです。
ルースターはここをなんとかしたかった。
「ライブハウスっていうのは決して怖いところではないし、ごはんも美味しいし、生演奏は楽しいし、一般の方々にとっても世の中の娯楽の一部なのだよ」。
これを伝えたかったわけです。
しかし、他店のジャズクラブと同じような営業スタイルではジャズ好きな方にしか情報は届きにくい。
ブルースが好きな方も多いのでしょうが、みんなクラプトンとかしか聴かない。
でもライブハウスはそもそもジャズやロックの専門ジャンルを限定しなければいけないという法律などありません。
誰をも楽しませる実力があるプロ中のプロを厳選して出演していただけばジャンルを越えたところの生演奏の素晴らしさや楽しさを通の方々以外にもお届けできるのではないだろうか…。
そう思うのです。
ジャズ、ブルース、ソウル、リズム&ブルース、ファンク、ブラジル音楽、ラテンなどなど。
最高なミュージシャンは日本にいっぱいいます。
生演奏を聴くという行為は何も高いチケットを買ってコンサートホールに行くというものだけではないのです。
普段着でふらっとごはんでも食べながら聴いていこうくらいな気軽な娯楽、それがライブハウスなのだと日本中に伝えてみたい。
そしてそれこそが今も変わらぬルースターのコンセプト。
2007年。まだまだひよっこのルースターではありますが、目標は大きく今年もがんばりたいと思います。
1月と2月は定休日の月曜日も営業いたします。
ぜひまだ聴いたことのないミュージシャンの生演奏を体験していただければ幸いです。
なにとぞ本年もよろしくお願い申し上げます。